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山本美智子

スペインリーグを追って12年、バルセロナ(スペイン)在住暦は15年。ネットもない時代に単身で通訳を目指し、スペインに渡ったはずがスポーツ紙通信員に抜擢され、気づいたら、TV番組への情報提供、取材コーディネーション、選手インタビュー、サッカーコラム提供など、すっかり“サッカーのよろずや”と化していた。スペイン人の夫もサッカーカメラマンとあって、サッカー論議は日常茶飯事。仕事外でもサッカー漬けの日々。

スペインメディアが見た日本。「立派な試合以上のものをした」。なぜか高評価、その背景にある厳しい現実

以前は日本サッカーに対して全く関心を示さなかったスペイン。しかし、現在は試合結果をスポーツ紙で報じられるまでになった。だが、その内容は巨大な相手に挑む弱者を讃えるものだった。

大敗のスペイン。現地メディアがカシージャスのスタメン落ちを問うアンケート。守備陣は採点不可能、と大批判

W杯グループ初戦で激突した前回決勝のカード。スペイン対オランダは思わぬ大差がついた。5-1でオランダの大勝。まさかの事態にスペインメディアは代表チームを痛烈に批判した。

負傷者続出で発表持ち越しとなったW杯スペイン代表。指揮官が頭を悩ませる「8-4」の引き算

期限ギリギリの6月2日まで持ち越しとなったスペイン代表23人。リーガ最終節、チャンピオンズリーグ決勝で先発も、ともに15分と持たず退いたジエゴ・コスタの状態を待ちたいというデル・ボスケ監督の思いは当然だ。GKカシージャスにも不安が残るが、デル・ボスケ監督はどのような決断を下すのだろうか。

スペイン中が熱狂するCL決勝でのダービー。両エースへの不安も何のその、チケットは1枚125万円まで高騰

24日、ポルトガルのリスボンでチャンピオンズリーグ決勝が行われる。レアル・マドリーとアトレティコ・マドリーによる史上初の“欧州マドリーダービー”となりチケット価格も急騰しているが、ともに100%の戦力で望めないことが大きな不安材料だ。

躍進のアトレティコと激動のバルサ。対照的な両チームによる優勝争いは最終節・直接対決で決着へ

17日に行われるリーガ・エスパニョーラ最終節。カンプ・ノウでは、2位バルセロナと首位アトレティコ・マドリーが直接対決する。勝ち点は3差でアトレティコ、得失点は16差でバルサという状況から、アトレティコは引き分け以上、バルサは勝利のみが条件となっている。

45歳の早すぎる死、悲しみに包まれたスペイン。誰よりもバルサに尽くした男、ティト・ビラノバ

バルセロナの前監督、ティト・ビラノバ氏が4月25日に耳下腺腫瘍のため死去した。生前、ビラノバ氏はクラブのために自らの病状を公にすることを望まなかったという。その45歳という若すぎる死にはバルセロナのみならず、スペイン中が悲しみに包まれた。

バルサ移籍禁止通達、クラブは裏の企みを確信。韓国サッカー協会の不可解な動きと疑問点多いFIFAからの処分

FIFAがバルセロナに対して発表した移籍禁止処分。海外からの未成年選手登録と移籍の過程に規約違反があったとの理由だが、何者が後ろで手を引いたからとの憶測も。不可解なこの処分は日本のサッカー選手の未来にも、大きく関わってくる問題だ。

バルセロナが被災地の少年少女を招待。CLベスト8の陰で行われた心温まるサッカー界からの支援

バルセロナが行った岩手の子どもたちへの支援をご存知だろうか? そこには、目の前のスーパースターに目を輝かせる少年少女がいた。CLベスト8という大舞台の裏では、サポートを必要とする人々へ手を差し伸べる活動が行われている。

レアル有利の“クラシコ”控えバルサに監督解任騒動。単なる飛ばしではない信ぴょう性とその理由

今週末にはいよいよクラシコだ。今回はレアル・マドリー有利との見方が広がっている。そんな中、バルセロナでは監督の解任騒動が起こっている。しかも単なる飛ばし記事ではないという。

前代未聞、スペイン代表正GKがレアルではベンチ。カシージャスが挑むサッカー人生を懸けた戦い

カシージャスが苦しい時を過ごしている。モウリーニョとの確執に始まり、アンチェロッティに監督が替わってもレアル・マドリーではベンチを温めている。だが、依然としてスペイン代表では正GK。歪な状態が続いている。

ロナウドやベイルを凌ぐ賞賛の声。レアルファンが夢託す若き才能は“モウリーニョの遺産”

今季、レアル・マドリーを支える一人の若手選手がいる。ヘセ・ロドリゲス、21歳。きらびやかな選手が揃うチームにあって、怪我人の穴を埋め、ここぞというときに得点も決めている。レジェンド、ラウル超えも期待されている。

スペイン在住記者が解説、ディエゴ・フォルランという男。陽気で語学堪能、日本語にも挑戦か

今季セレッソ大阪に加入したディエゴ・フォルラン。W杯得点王のJリーグ参戦とあって、開幕前から盛り上がりを見せているが、改めてフォルランとはどんな人物なのか振り返ってみたい。スペイン在住記者が解説する。

スペイン・サッカー界の巨星墜つ。アラゴネスの遺産“チャビ”が恩師へ贈った「ルイスへの手紙」

サッカー界の巨匠がまた一人、逝った。監督としていくつもの輝かしい実績を残し、特にスペイン代表をユーロ2008優勝に導いたことは記憶に新しい。彼には大きな遺産がある。その一つがチャビであろう。

5年間ノーゴールでも約75億円は保証。ネイマール移籍金騒動、争点は金額よりも不可解な契約内容

バルセロナで活躍するネイマールに金銭スキャンダルが起こった。巨額の移籍金がさらに巨額だったと現地では報道され、さらにあまりに特殊な契約内容も問題になっている。金額の大きさばかりが話題になってしまうが、むしろ争点は契約書に何が書かれていたのか、であろう。

“同情票”でクリロナ有利。それより論ずべきは“人気投票”と化したバロンドールの本当の価値と存在意義

バロンドールの授賞式が迫っている。最終候補はリオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、フランク・リベリーの3人。欧州ではFIFA会長の失言で票が動いたという。そしてそれより論ずべきは、この賞の価値と存在意義だ。

クリロナらもクリスマスに2000個のプレゼント。サッカー選手が慈善活動を行う意義とは?

スペインではクリスマスの時期に選手たちが毎年行っていることがある。慈善活動だ。試合の勝敗、移籍報道に比べれば他愛のないニュースで、あまり報じられることはない。だが、それで人生が変わる子どももいる。そして選手たちを動かしているのも善意だ。

FIFAランク1位のスペイン、連覇に黄色信号か。“無敵艦隊”が抱える5つの不安要素

W杯連覇を目指すスペイン。だが、現状のチームには不安の種が山積している。分析していくと全ポジションに懸念材料が見つかった。最新のFIFAランキングでも1位になっている無敵艦隊だが、問題点を克服しなければ優勝は難しいだろう。

名門バレンシアがついに身売りへ。財政面難を招いた市長の無謀な新スタジアム建設計画

先日、クラブの身売りが発表されたバレンシア。一体なぜこのような事態になってしまったのか。ひとつの要素が市長の計画した新スタジアムの建設だ。現在も完成には至っておらず、毎年スター選手を売却している。政治に翻弄されたクラブの苦難を追った。(欧州サッカー批評08初出)

ポゼッション低下は哲学と真逆? 若手起用は? 無敗バルサを牽引するマルティノ監督の正体とは?

怪我人続出も未だ負けなしと快進撃を続けるバルセロナ。新監督のマルティノの手腕によるところは当然あるが、そもそも彼の指導哲学とはどのようなものなのか。バルサは特殊なクラブだ。クラブと本当に“合う”監督なのだろうか。

原因は複数ある? 憶測飛び交うメッシの負傷。スペインとアルゼンチンで起こる喧騒を追う

メッシが負傷した。年内復帰は難しいという。エースの離脱に、バルサ、そしてアルゼンチンでは何が原因なのかを探る騒動まで起こっている。両国での喧騒を追った。

ブラジル人FWジエゴ・コスタ、スペイン代表入りなるか。セレソン監督は激怒もそこには矛盾が…

現在、スペインリーグの得点ランキング1位タイにつけるジエゴ・コスタ。この点取り屋をめぐって騒動が起こっている。ブラジル人である彼がなんとスペイン代表でのプレーを希望したのだ。規約での問題はない。だが、ブラジル代表監督は激怒し、大騒動となっている。

CLよりも上? バルサ対レアルの“クラシコ”が世界で一番盛り上がる理由

今週末に行われるクラシコ。レアル・マドリーとバルセロナによるリーガ・エスパニョーラの頂上決戦だが、今年はまずカンプ・ノウで行われる。クラシコはなぜこんなにも盛り上がるのか? 理由を探った。

活躍しているのになぜ? スペインでネイマールへのバッシングが激しい理由

メッシが負傷中のバルサだが、新加入のネイマールの活躍もあり、リーガ首位。好調を維持しているが、活躍するネイマールには大きな批判があるという。一体なぜなのか? そこにはスペインならではのメディア事情があるようだ。

クリロナとベイルはレアルで共存出来るのか? “百万長者タンデム”活躍のカギを握る二人の選手

1億ユーロとも言われる超高額移籍金でレアル・マドリーに加入したギャレス・ベイル。クラブには既にクリスチアーノ・ロナウドというスターがいるが、果たして二人は共存出来るのか? アンチェロッティ監督が試行錯誤するシステムから占う。

本当だった香川のアトレティコ・マドリーへの移籍話。今冬に実現する可能性も

今夏の移籍市場が閉まる頃、突如として香川真司の移籍話が出てきた。結果は残留となったが、噂に上がったアトレティコ・マドリーへのレンタル移籍の話は、どうやら本当だったようだ。アトレティコには香川を欲しい理由がある。スペイン在住記者が現地情報をお届けする。

メッシは是か非か? 世界一の選手が告発された脱税容疑事件。現地記者がその手口と背景を解説

コンフェデまっただ中の6月にとある事件がスペインを賑わせた。メッシの脱税問題だ。クリーンなイメージが持たれていた世界一の選手に一体何が起こったのか? 現地記者が錯綜する報道をまとめ、解説する。果たしてメッシは是か非か?

古豪ソシエダ10年振りのCL出場もあるか? 復活のカギはクラブの命運を懸けた“原点回帰”

10年前にはCLにも出場し旋風を巻き起こしたレアル・ソシエダ。その後は低迷し2部降格も経験したが、今季は5月12日現在で4位と復活の兆しが見えている。一時はどん底を見たソシエダはいかにして這い上がってきたのか?

欧州5大リーグで成功するために必要なこと~スペイン・リーガエスパニョーラ編~

『現地記者が分析する欧州リーグにおける日本人選手の適応条件』
今では多くの日本人選手が海を渡り、海外リーグへ挑戦するようになった。日本とは違う環境で成功するためには一体どんなことが必要なのだろうか? 欧州各国に滞在する現地記者が、欧州リーグで活躍するための適応条件を探った。今回はスペイン・リーガエスパニョーラ編をお届けする。

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