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Jリーグ 3年前

J1全20クラブ総合評価ランキング。優勝候補のA判定、苦戦予想のE判定はどこ?【2021年版】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

C評価

浦和レッズ

 今季はリカルド・ロドリゲス監督が就任した。徳島ヴォルティスをJ1昇格に導いた手腕は、自身初のJ1でどのように発揮されるだろうか。エヴェルトンとマルティノスが退団し、長澤和輝や青木拓矢といった主力級も移籍。橋岡大樹もベルギー1部のシント=トロイデンVVへ期限付き移籍することが決まった。補強はヴィッセル神戸から獲得した西大伍を除けば、J1での実績にやや不安あり。それでも選手たちのポテンシャルを引き出し、チーム力に還元する指揮官の采配に注目だ。

北海道コンサドーレ札幌

 ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が指揮を執って今季で4年目。すでに戦術的な完成度は高く、今季もオールコート・マンツーマン・プレッシングを継続していくことになるだろう。補強でも高いプレー強度に耐えられる選手を揃えた。そして、FC琉球から1年半ぶりに小野伸二が復帰。鈴木武蔵がベルギーへ移籍したことによって不安要素になった得点力を高めるため獲得した、ナイジェリア代表歴を持つFWガブリエルがどんなプレーを見せるかも楽しみだ。

サンフレッチェ広島

 主力の流出は最小限だが、純粋な新戦力はジュニオール・サントスのみ。マリノスで13得点を挙げた実績はあるものの、新たなチームの戦術に順応できるかは未知数だ。レアンドロ・ペレイラの抜けた前線でジュニオール・サントスが輝けなければ、得点力に不安を抱えることになりかねない。ソリッドな組織はすでに完成度が高く、新ストライカーがラストピースとなるか。

清水エスパルス

 オフは大型補強で話題をさらった。セレッソを上位に導いたミゲル・アンヘル・ロティーナ監督が就任し、愛弟子とも言える片山瑛一も獲得。ポルトガル1部のポルティモネンセでプレーしていた日本代表GK権田修一が加入し、守護神問題も解決した。チアゴ・サンタナやウィリアム・マテウスといった新ブラジル人選手も楽しみな存在。原輝綺や中山克広、ディサロ燦シルヴァーノといった若い選手たちも加わった。ロティーナ流が素早くチームに浸透すれば、面白い存在になるかもしれない。

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