B評価

鹿島アントラーズ

 シーズン序盤は振るわなかったが、徐々にチームの完成度を高めて昨季は5位フィニッシュ。ザーゴ監督のもとで若手選手たちも成長し、GKの沖悠哉は曽ヶ端準やクォン・スンテからポジションを奪取。荒木遼太郎もリーグ戦26試合に出場して豊かな才能を示した。今季の新加入選手が大卒や高卒の若手中心なのも、クラブとしての方針ゆえか。アルトゥール・カイキや、サントスの中心としてコパ・リベルタドーレス準優勝に貢献したディエゴ・ピトゥカといったブラジル人選手たちもチーム力を底上げしてくれるはずだ。

横浜F・マリノス

 大きな不安要素はやはり前線だ。エリキが中国の貴州FC(昨季まで貴州恒豊)、ジュニオール・サントスがサンフレッチェ広島へ移籍。それぞれ13得点ずつ、2人で26得点を挙げていたブラジル人FWを失った。後釜としてやってきたエウベルやレオ・セアラの実力や適応度は未知数。アタッキング・フットボールのベースはしっかりできているが、3バックの導入も検討されているようで、新システムの完成度も成績を大きく左右しそうだ。

柏レイソル

 リーグ戦で28得点を挙げ、J1得点王に輝いたケニア代表FWオルンガがカタールへ移籍。強烈なインパクトを残したエースの抜けた穴は大きい。だが、YBCルヴァンカップ決勝に進出できたのはオルンガだけの力ではない。中盤の構成力はJ1屈指で、アビスパで大きく成長した上島拓巳の復帰により昨季は苦労したディフェンスラインのやりくりも解決しそう。椎橋慧也やイッペイ・シノヅカも現主力と競争できる実力の持ち主で、ブラジルリーグで実績のあるアンジェロッティやドッジにも期待がかかる。

セレッソ大阪

 マテイ・ヨニッチやレアンドロ・デサバト、ブルーノ・メンデスといった外国籍選手たちがごっそり抜けた。一方、進藤亮佑や原川力といったJ1で経験豊富な実力者、J2で実績を積み上げてきた鳥海晃司、新井直人、為田大貴、加藤陸次樹、松田力らを獲得。韓国でプレーしていたオーストラリア代表FWアダム・タガート、ブラジルからセンターバックのチアゴも加入して選手層は厚くなった。数少ない不安要素の1つは、レヴィー・クルピ監督の存在か。

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