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Jリーグ 2か月前

「Jリーグ→海外」最高額は? 歴代移籍金ランキング1〜10位。日本クラブに大金を残した男たち

シリーズ:歴代移籍金ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

9位:アドリアーノ(ブラジル)

かつてガンバ大阪でプレーしたFWアドリアーノ
【写真:Getty Images】


生年月日:1982年1月21日
移籍:ガンバ大阪→アル・ジャイシュ(現・アル・ドゥハイル/カタール)
移籍日:2011年6月1日
移籍金:430万ユーロ(約6億200万円)

 ブラジル、スペイン、日本、カタールと多くの国を渡り歩いたFWアドリアーノ(アドリアーノ・フェヘイラ・マルティンス)は、Jリーグでもしっかりと爪痕と移籍金を残している。

 1つ目の爪痕は、助っ人外国人選手として十分な活躍を残したインパクトのことだ。スピードを活かしたドリブルが持ち味のアドリアーノは、2011年にインテルナシオナル(ブラジル)からガンバ大阪へ完全移籍で加入。背番号9を身につけ、公式戦15試合に出場した。所属期間が短かったことで出場試合こそ少ないが、その状況で12ゴール2アシストはハイパフォーマンスだと言えるだろう。

 そして2つ目に残した爪痕が、彼が熾烈なライバル関係にあるセレッソ大阪とG大阪の両クラブでプレーしたことである。前述した2011年のG大阪への完全移籍の前には、インテルナシオナルからの期限付き移籍によりC大阪でプレーした。C大阪では公式戦31試合19ゴール2アシストという記録を残している。興味深いのが、アドリアーノのC大阪、G大阪での移籍後初ゴールが、どちらも両クラブが対戦する”大阪ダービー”で決まっていること。それぞれの移籍後初ゴールで、印象深いバク転ゴールセレブレーションを見せている。

 そんな抜群のインパクトを大阪に残したアドリアーノは、2011シーズン途中にカタールのアル・ジャイシュ(現在のアル・ドゥハイル)へ移籍した。その移籍金は430万ユーロ(約6億200万円)とされている。これはJリーグから海外クラブへ移籍した選手の中では歴代9位となる数字だ。

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