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Jリーグ 2か月前

「Jリーグ→海外」最高額は? 歴代移籍金ランキング1〜10位。日本クラブに大金を残した男たち

シリーズ:歴代移籍金ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

8位:ラファエル・シルバ(ブラジル)


【写真:Getty Images】


生年月日:1992年4月4日
移籍:浦和レッズ→武漢卓爾(中国)
移籍日:2018年1月18日
移籍金:500万ユーロ(約7億円)

 浦和レッズで過ごしたのは1シーズンという短い期間ではあったが、ラファエル・シルバが同クラブに残した功績は大きい。

 シルバがJリーグの舞台に足を踏み入れたのは2014年のことだ。夏の移籍市場でスイス2部(当時)のルガーノからアルビレックス新潟へ完全移籍を果たした。新潟では3シーズンに渡ってプレーし、2016シーズン終了後のオフの期間中に浦和レッズへの完全移籍が発表された。新潟時代に引き続き、浦和でも最高のパスレシーバーとして、そしてフィニッシャーとして大活躍。絶妙なファーストタッチで対峙する相手DFを置き去りにしてシュートまで持ち運ぶプレーが印象的だ。

 そんなシルバの十八番のプレーが存分に発揮されたのが、2017年に行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝戦2ndレグのアル・ヒラル戦だ。1stレグでも自らドリブルで打開してゴールを奪った同選手は、2ndレグで浦和の優勝を決定づける1ゴール。味方選手からのパスを引き出し、ターンして相手選手と入れ替わると強烈なシュートをゴールネットに突き刺した。唯一無二のファーストタッチが、浦和をアジア王者へと導いている。

 2018年1月、シルバはACL優勝を置き土産して浦和から武漢卓爾(中国)へ移籍することを決断した。その移籍金は500万ユーロ(約7億円)とされており、これはJリーグから海外クラブへの移籍の中で歴代8位の金額だ。ちなみにその武漢卓爾は2023年に経営難により解散し、現在は消滅している。

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