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Jリーグ 2か月前

「Jリーグ→海外」最高額は? 歴代移籍金ランキング1〜10位。日本クラブに大金を残した男たち

シリーズ:歴代移籍金ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

1位:フッキ(元ブラジル代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:1986年7月25日(37歳)
移籍:東京ヴェルディ→ポルト(ポルトガル)
移籍日: 2008年7月25日
移籍金:1900万ユーロ(約26.6億円)

 堂々の1位に輝いたのは、元ブラジル代表FWフッキだ。

 “ハルク”の異名を持つこの男は、マーベル・コミックに登場する緑の超人と同じく、筋肉の鎧をまとった強靭なフィジカルを武器にしている。デュエルに滅法強く、相手選手を押しのけて無理やりシュートまで持っていくプレーは彼の十八番だ。圧倒的なパワーを駆使して力強いシュートを放つことができるため、ロングレンジからでもゴールを脅かす。

 そんな超人が東京ヴェルディに加入したのは2007年のことである。当時所属していた川崎フロンターレから期限付き移籍で東京V(当時J2)に加入すると、リーグ戦42試合37得点という驚異的な記録を叩き出した。これにより同選手はJ2得点王に輝き、チームはJ1昇格を果たしている。翌年一度川崎Fへレンタルバックしたものの、シーズン途中に東京Vへ完全移籍した。

 しかし、東京Vに完全移籍したその年の7月に、フッキはヨーロッパ行きを決断する。22歳の若者が選んだクラブはポルトガルの名門ポルトだ。移籍金1900万ユーロ(約26.6億円)を残して日本を去っている。この数字はJリーグから海外クラブへ移籍した選手の中ではトップの数字であり、次点の選手の倍以上の移籍金だ。その後はヨーロッパのクラブを渡り歩き、ブラジル代表に何度も招集されている。2014年にはブラジル・ワールドカップにも出場した。

 現在37歳となったフッキがプレーしているのは、母国ブラジルのアトレチコ・ミネイロ。今もなお、そのフィジカルと左足から放たれる強烈なシュートは健在だ。

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【了】

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