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育成上手!? J1クラブ、アカデミー出身選手の総市場価値ランキング1〜10位。選手が育っているクラブとは?

シリーズ:クラブ市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

9位:北海道コンサドーレ札幌

北海道コンサドーレ札幌の菅大輝
【写真:Getty Images】


監督:ミハイロ・ペトロヴィッチ
2023リーグ戦成績:12位(10勝10分14敗)
アカデミー出身選手の総市場価値:248万ユーロ(約3.47億円)
最高額選手:菅大輝(100万ユーロ/約1.4億円)

 北海道コンサドーレ札幌は昨季リーグ3位となる56得点を記録したが、失点数はワーストタイの61だった。前半戦は撃ち合いになる試合が多く、得点力でカバーできていたが、8得点を決めていた金子拓郎が昨季途中に海外移籍。その穴は大きく、失点の多さも目立ち、12位でシーズンを終えた。

 アカデミー出身選手の総市場価値は248万ユーロ(約3.47億円)で、今回のランキングでは9位に入った。25歳の菅大輝が100万ユーロ(約1.4億円)でチームトップ。同クラブのU-12チームから所属する生え抜きのFWは、2017年に正式にトップチームへ昇格した。幼い頃からプレーする同選手が、J1のタイトルを手にする日を心待ちにしているファンも多いだろう。

 アカデミー出身者の市場価値でチーム2番目となったのは、30歳の荒野拓馬(50万ユーロ/約7000万円)だ。札幌一筋の同選手は、クラブ通算361試合に出場しており歴代3位。3番目は28歳の深井一希で35万ユーロ(約4900万円)となっている。

 J1ではまだタイトルを手にしていない札幌だが、幼少の頃から在籍する生え抜き選手たちと共にトロフィーを掲げる時が来るだろうか。

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