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河治良幸

東京都出身。サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』で日本代表を担当し、プレー分析を軸にグローバルな視点でサッカーの潮流を見続ける。セガ『WCFF』の選手プロフィールを担当。著書に『勝負のスイッチ』『サッカーの見方が180度変わる データ進化論』『サッカー番狂わせ完全読本ジャイアントキリングはキセキじゃない』がある。TwitterIDは@y_kawaji

本田圭佑、メキシコデビュー戦ゴールで示した真価。左足一閃、鮮烈ミドル弾のインパクト

現地時間22日、リーガMX(メキシコリーグ)第6節の試合が行われ、日本代表FW本田圭佑が所属するパチューカはベラクルスと対戦した。本田は58分に途中出場しリーグ初出場を果たすと、73分には左足で強烈なシュートを放ち初ゴール奪取。負傷で出遅れていたものの、最高のメキシコデビューを飾った。(文:河治良幸)

本田圭佑、ついにメキシコデビューへ。前節ライバルたちが躍動…背番号「02」の起用法は?

パチューカ加入以降、負傷などで出遅れていまだに試合出場を果たせていない本田圭佑。18日のモレリア戦でも招集外となっていたが、ついにメキシコデビューの日が近づいている。現地時間22日に行われるホームでのベラクルス戦に出場する公算が高まってきた。背番号「02」の日本代表MFはどんな形で起用されることになるのだろうか。(文:河治良幸)

本田圭佑、メキシコデビューは22日か。調子上げるパチューカの中盤で求められる重要タスク【識者の眼】

メキシコ1部のパチューカへ移籍した日本代表MF本田圭佑だが、いまだ試合に出場できていない。19日のモレリア戦も招集外となり、デビューは次節以降に持ち越しとなりそうだ。とはいえ本田には重要なタスクがある。新戦力の背番号2は調子を上げつつあるチームをさらなる上昇気流に乗せることができるだろうか。(文:河治良幸)

久保建英が参考にする中村俊輔のFK。中西哲生がつないだファンタジスタの縁

バルセロナの下部組織に在籍した経験を持ち、15歳にしてU-20W杯にも出場した久保建英。そんな将来を嘱望される超逸材は、世界屈指のキック精度を武器に活躍を続ける中村俊輔のフリーキックを参考にしているという。この2人の縁をつないだのはスポーツジャーナリストやサッカー解説者として活動しながら、選手のパーソナルコーチも務める中西哲生氏だった。一見すると不思議な関係はいかにして生まれたのか。『解説者のコトバを聴けば サッカーの観かたが解る』(内外出版)の中で著者の河治良幸氏が、中西氏が取り組んできたチャレンジの深層を紐解いている。(取材・文:河治良幸)

本田圭佑のポジションはどこに? パチューカ、開幕戦で見えたベースの戦い方と求められる役割

日本代表の本田圭佑が加入したメキシコ1部・リーガMXのパチューカ。クラブW杯にも出場する北中米屈指の強豪であるが、リーグ戦前期の開幕戦となるUNAM戦では1-0で敗れた。本田は欠場となったが、出場するとすればどのポジションになるのだろうか。第1節の内容から、本田が入った場合のポジションや役割について考察する。(文:河治良幸)

本田の新天地、メキシコのパチューカとは? 北中米最強クラブにある競争、教育、そして野心

ミランを退団してフリーになっていた日本代表MF本田圭佑の移籍先が、日本時間14日に突如発表された。次なる戦いの場はメキシコリーグの名門パチューカに決まった。北中米カリブ海王者として今年のクラブW杯にも出場する強豪はどんなクラブなのだろうか。何が本田の好奇心に「刺激」を与えたのだろうか。(文:河治良幸)

ハリルJ、“ぶっつけ本番”が裏目に。2列目のテコ入れは逆効果。プランの整合性への疑問符【識者の眼】

13日、2018年ロシアW杯アジア最終予選のイラク-日本戦が行われ、試合は1-1のドローに終わった。7日のシリア戦から布陣を変えてきた日本代表。特に2列目の配置は初めての並びとなったが、結果としてこれはマイナス面のほうが大きかった格好に。公式戦に向けた準備の整合性に疑問符が付いた。(文:河治良幸)

ハリルJ、イラクが誇る「左右の槍」に警戒せよ。欧州で研いだ牙。両翼の破壊力【識者の眼】

13日、2018年ロシアW杯アジア最終予選イラク戦に臨む日本代表。前回対戦時は山口蛍の劇的ゴールでハリルジャパンがなんとか勝ち点3をもぎ取った相手であり、今回も厳しいゲームになることが予想される。イラク代表のストロングポイントは両サイドの破壊力。左右の槍の攻撃力を減退させることができれば、日本は勝利に近づけるはずだ。(文:河治良幸)

中の本田、左の乾、前の大迫。鳴り響いた“崩しの三重奏”。ハリルJ、明確な新オプション【識者の眼】

7日、親善試合のシリア戦に臨んだ日本代表。13日のW杯アジア最終予選イラク戦を前にテストの一戦となったが、1-1の引き分けに終わった。前半はシリアにペースを握られたものの、後半から投入された選手がチームを活性化。中の本田、左の乾、前の大迫による連係は、新たなオプションとして確立されたのではないだろうか。(取材・文:河治良幸)

【識者の眼】日本代表、シリア戦で“デュエル・キング”を探し出せ! 切り札になりうる新参者たち

 日本代表は7日、国際親善試合でシリア代表とタイ戦する。これは来週13日に行われるロシアW杯アジア最終予選、アウェイでのイラク戦に向けた重要なシミュレーションだ。これまでにない過酷な環境で、屈強な相手とぶつかり合うにはハリルホジッチ監督が強調し続けてきた“デュエル”の強さが不可欠。それは今回招集メンバー入りしたニューカマーたちに求められる能力でもある。(取材・文:河治良幸)

【U20】日本、ベネズエラの“ファンタスティック4”を撃退せよ。8強進出へ、その対応策は?【識者の眼】

韓国で開催されている2017 U-20 FIFA W杯に参加しているU-20日本代表。グループ3位でのグループステージ突破を決め、ラウンド16で対戦するのはベネズエラ。南米ではサッカー最弱国とも見られていたが、近年は育成に力を入れており、今大会に送り込まれたチームは大会屈指の実力を備えている。なかでも強烈な破壊力を持つ前線の4選手には最大限の警戒が必要だ。(取材・文:河治良幸)

【U20】エース小川の不在どう埋める? 鍵握る2トップ、久保、堂安ら多数のオプションも

今日決勝トーナメント進出をかけてイタリアと対戦するU-20日本代表。自力突破のためには勝利が必須だが、エース小川航基が負傷離脱。彼の穴を埋めなくてはならない。果たして運命の一戦で鍵握る2トップには誰が起用されるのか?(取材・文:河治良幸)

【識者の眼】ハリルJ、5人の「新戦力」。召集の意図は? “秘密兵器”ブルガリアの加藤にかかる期待

6月7日の親善試合シリア戦、そして6月13日のW杯アジア最終予選イラク戦に向けた日本代表メンバーが発表された。25人のリストはこれまでのものからかなりの変化が見られ、4人の選手が初召集となっている。2年ぶり代表復帰の選手も含め、彼ら「新戦力」はハリルジャパンに何をもたらすのだろうか。(文:河治良幸)

【U20】今日対戦ウルグアイは優勝候補筆頭。日本に立ちはだかる危険な「三銃士」

U-20W杯のグループステージ第2戦でU-20日本代表と対戦するのは、南米王者ウルグアイ。同世代の常識を凌駕する圧倒的な個人能力と組織力を融合させた優勝候補筆頭に対し、日本はどんな戦いを挑めばよいのだろうか。勝利の鍵は守備陣の奮闘にありそうだ。(取材・文:河治良幸【水原】)

【識者の眼】浮き彫りになった“ボランチ問題”…酒井高徳起用のリスク。新たな候補は誰に?

日本代表は28日、ロシアワールドカップのアジア最終予選でタイ代表に4-0の快勝を収めた。3月の2連戦で勝ち点6を得たことは評価されるべきだが、タイ戦はボランチの重要性が浮き彫りになる一戦だった。長谷部誠と今野泰幸が負傷離脱したことで酒井高徳がボランチで起用されたが、本人もクラブでの起用との違いに戸惑いを感じていたと語っている。この先も難しい試合が続く日本代表だが、新たなボランチ候補は誰になるのだろうか?(取材・文:河治良幸)

【識者の眼】香川&清武の同時起用か、あるいは倉田か。ハリルJのジレンマを解消する中盤のチョイス

日本代表は28日、ロシアワールドカップ・アジア最終予選でタイ代表とホームで対戦する。タイ代表は自陣に引いて守ることが予想されるが、そのような相手をいかに崩してゴールを奪うかは日本代表の課題となっている。それを解消する鍵は、中盤の組み合わせになりそうだ。インサイドハーフに香川真司と清武弘嗣を同時に起用するのか、あるいはG大阪で印象的なプレーを見せる倉田秋を起用するのか。ハリルホジッチ監督はどんな判断を下すのだろうか。(取材・文:河治良幸)

【識者の眼】ハリルJの新機軸となった原口、大迫、久保。“HOK”誕生? アジア規格外3トップに高まる期待

日本代表は23日、アウェイで行われたロシアワールドカップ・アジア最終予選でUAE代表を2-0で下した。この試合は原口元気、大迫勇也、久保裕也の3トップで挑んだハリルジャパンだが、前線だけで攻め切る能力を持った3人はまさにアジアで規格外と言えるだろう。“HOK”トリオは、ハリルジャパンの新機軸になるかもしれない。(取材・文:河治良幸【アル・アイン】)

UAE打倒に必要な“真のゴールゲッター”の出現。充実のアタッカー陣、ヒーローになるのは誰か

現地時間23日、日本代表はロシアW杯アジア最終予選でUAEと対戦する。昨年9月に一度敗れた相手にリベンジするだけでなく、W杯出場のためにも絶対に負けられない一戦。勝利の鍵になるのはチャンスでゴールを決め切れるかだ。これまで相手よりも多くシュートを放ちながら結果を出せなかった試合は多いが、今回招集されたメンバーにはその前例を打破する期待がかかる。充実のアタッカー陣で“ヒーロー”になるのは誰だろうか。(取材・文:河治良幸【アル・アイン】)

【識者の眼】ハリルJ、“経験豊富な新戦力”。長谷部を中心とした中盤の起用法は? 指揮官の意図を読む

16日、ロシアワールドカップアジア最終予選のUAE戦とタイ戦に臨む日本代表メンバーが発表された。初招集となる選手はいなかったものの、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督にとって新戦力となる選手が招集された。過酷なアウェイのUAE戦、ホームでの勝利が求められる格下のタイ戦と異なる相手との2連戦だが、その中で指揮官は中盤をどう組み合わせて起用するのだろうか。その意図を読む。(文:河治良幸)

大迫勇也、ゴール数以上の半端ない貢献度。CL出場狙えるケルンで全試合出場の秘訣【海外組の真価~日本人選手の現在地】

これまで日本代表をけん引してきた選手たちが所属クラブで出場機会を失い、踊り場にあるように思える日本サッカー。いま改めて海外組の現在地を探っていきたい。今回取り上げるのは、大迫勇也。所属するケルンはチャンピオンズリーグ出場権獲得も狙える7位と好調を維持しており、大迫はその中でもリーグ戦全試合に出場している。第21節を終えて4得点4アシストという結果はストライカーとして物足りないかもしれないが、大迫の貢献度は数字だけでは表せないものがある。2トップを組むアントニー・モデストが得点ランク首位タイに位置しているのも、大迫とのコンビネーションがあることが大きく関係している。(文:河治良幸)

【識者の眼】ハリルJ、原口・清武ら躍動の理由。攻撃の連続性生んだ“高速パス”

最終予選の山場となるサウジアラビア戦で2-1の勝利を収めた日本代表。原口元気や清武弘嗣ら攻撃陣が躍動した一戦だったが、センターバック陣が縦パスの意識を強め、ハイスピードのパスを供給していたことが勝因のひとつであった。センターバックが攻撃の起点となったことで攻撃の連続性が生まれるなど、日本代表は進化の兆しを見せていた。(取材・文:河治良幸)

【識者の眼】“サウジ三連星”を迎撃せよ! ハリルJが警戒すべき幻惑のアタッカー陣

日本代表は15日、ロシアワールドカップアジア最終予選でサウジアラビア代表とホームで対戦する。グループで最多の8得点を挙げているサウジアラビア代表だが、中でも日本代表が警戒すべきは“サウジ三連星”だろう。ハリルJ守備陣は、勝利を収めるためには彼らを迎撃しなければならない。(文:河治良幸)

【識者の眼】大迫勇也こそハリルJの最適解――。必然の2ゴールに凝縮された“FWとしての理想像”

11日、オマーン代表との親善試合に4-0と勝利した日本代表。注目は久々復帰ながら2得点をあげたFW大迫勇也。彼が明確な結果を示すことができたのは、そこに至る質の高いプレーがあったからに他ならない。一体、大迫のプレーは何が良かったのか。(取材・文:河治良幸)

【識者の眼】オマーン代表は“仮想サウジ”に適任か? 両国の共通点と違いを徹底解剖

日本代表は11日、オマーン代表と親善試合を行う。この試合は15日にロシアワールドカップアジア最終予選でグループ首位に立つサウジアラビア戦に向けたテストマッチとなる。オマーン代表監督も「サッカーに対する考えは似た様なものを持っている」と話すように、サウジアラビアと似ていることを認めている。果たしてオマーン代表は“仮想サウジ”に適任なのだろうか? 両国の共通点と違いを分析する。(取材・文:河治良幸)

【識者の眼】ハリルJが今こそテストすべき3ヶ条。オマーン戦で長谷部・吉田ら主力をあえて外す意義

11日にオマーン戦を控える日本代表。厳しい最終予選を戦う中ではあるが、この試合は貴重な親善試合。様々なテストをできる場でもある。課題が多い中で、何をテストすべきなのか。代表を追う記者が3つのポイントを提言する。(取材・文:河治良幸)

【識者の眼】柏木・大島ではなく井手口・永木を選んだ理由。ハリルが描く理想のボランチ像とは?

今月11日の親善試合・オマーン戦と15日のアジア最終予選・サウジアラビア戦に向けてメンバーを発表した日本代表。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は4-2-3-1のボランチを本職とする選手を4名招集。柏木陽介と大島僚太が外れ、井手口陽介が選出された。このメンバー選考からハリルホジッチ監督が求めるボランチ像が浮かび上がってくる。(取材・文:河治良幸)

【識者の眼】ハリルJで今こそ“テストすべき11人”。ベテランから若手まで、J組が持つ“面白さ”

11月、2試合に挑む日本代表。年内最後の試合となるが、今回は1試合目が親善試合となるため、テストの格好の場と言える。新戦力にとっては大きなチャンスとなるが、果たしてどんな選手が相応しいのか。代表を追う記者が選別すると、意外にもその数は多かった。特にJリーグ所属選手は多種多様な人材が揃う。(取材・文:河治良幸)

【識者の眼】U-19代表の勝因。鬼門だったアジア、過去最も“大人しい”チームはなぜ突破できたのか?

バーレーンで開催されているAFC U-19選手権2016の準々決勝で、日本代表はタジキスタンに勝利し、来年開催されるU-20W杯の出場権を獲得した。今大会はここ10年日本が突破できなかった鬼門とも言える。タレントという意味では過去のチームに勝っているとは言えず、むしろやや劣っている印象の現チームはなぜ勝利を掴むことができたのか。(取材・文:河治良幸【バーレーン】)

ハリルが求める「190cmのGK」。低身長認める西川の自負。林とシュミットが生む新たな競争【識者の眼】

日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、17日から19日にかけてGKのみの候補合宿を行っている。ハリルホジッチ監督は理想のGK像のひとつに「190cm以上あること」を挙げているが、代表正守護神を務める183cmの西川周作の他、いまだA代表出場歴のない195cmの林彰洋や候補合宿初招集となった196cmのシュミット・ダニエルは静かに意欲を燃やしている。ハリルJの代表正守護神奪取に向けて、190cmを持つ者と持たざる者の戦いが繰り広げられることになりそうだ。(取材・文:河治良幸)

【識者の眼】ハリルJが披露した戦い方のベース。相手に応じた戦術。機能性を優先することのネック

10月11日、2018ロシアW杯アジア最終予選、アウェイでのオーストラリア戦に臨み、引き分けで勝ち点1を獲得した日本代表。勝利こそ得られなかったが、相手の長所を封じ、弱点をつく戦いを見せ、今後のベースとなりえる試合を見せたと言える。(取材・文:河治良幸【メルボルン】)

【識者の眼】ハリルJより平均5cm超。セットプレーで脅威となる“オージーの巨人たち”。パターンはあるが…

今日オーストラリアとのアウェイ戦に挑む日本代表。要注意点は多々あるが、そのうちの1つがセットプレー。明確に高さで不利な状況にあり、豪州は伝統的に空中戦に強い。また、イラク戦ではFKからセットプレーで日本は失点するなど不安要素でもある。(取材・文:河治良幸【メルボルン】)

【識者の眼】山口蛍を投入した本当の理由。劇的ゴールだけでない守備的MFが救ったハリルJの危機

試合終了直前のゴールで劇的勝利を飾った日本代表。決勝点を生んだ山口蛍のシュートは特筆すべきものだが、振り返ると山口を投入する意図はどこにあったのだろうか。同点に追いつかれた状態だったため、守備的MFである山口ではなく攻撃的な選手を投入するのがセオリーではあるが、そこには戦局を十分に読み切ったハリルホジッチ監督による戦術的な理由があった。(取材・文:河治良幸【埼玉】)

【識者の眼】ハリルJ、警戒すべき“イラクのC・ロナウド”。ただのドリブラーではない、要注意人物への対策方法

日本代表は6日、ロシアワールドカップアジア最終予選でイラク代表と対戦する。最終予選で黒星スタートを切ったハリルジャパンにとってこの試合は勝利が求められる一戦だが、相手の“イラクのクリスティアーノ・ロナウド”には警戒が必要だ。イラク代表最大の要注意人物を、日本代表はどのように対策すべきなのだろうか。(文:河治良幸)

小林悠と齋藤学を推す理由。イラクの“弱点”つける特長。ハリルに求めたい「効果的な」選手起用【識者の眼】

10月6日、埼玉スタジアムにイラク代表を迎える日本代表。初戦のUAE戦で黒星を喫し、2試合を終えた時点ですでに厳しい状況に追い込まれている。イラクの“弱点”はどこにあるだろうか。そしてどうすれば、そこをつくことができるだろうか。日本代表には、相手のウィークポイントを効果的につける2枚のカードがある。(取材・文:河治良幸)

【識者の眼】欧州組の“落選”はゼロ。3人オーバーの招集に見るハリルJの苦しい事情

日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、W杯アジア最終予選のイラク戦およびオーストラリア戦に向けて通常よりも3人多い26人の選手を招集した。欧州組に前回からの落選はおらず、さらにはほとんどが所属クラブで試合に出場できていない。なぜハリルホジッチ監督はなぜこのようなメンバー選考を行ったのか。そこには指揮官が抱える事情があった。(取材・文:河治良幸)

【識者の眼】本田圭佑を神格化するなかれ――。クラブでの不遇が代表にも影響、聖域なきポジション争いを

9月の最終予選2連戦は1勝1敗に終わった日本代表。さまざまな課題が見つかったが、本田圭佑の不調もその1つだ。ゴールこそあげたが、本来のパフォーマンスからは程遠かった。これには所属するACミランでの状況が大きく影響している。クラブで出場機会のない選手を重用することは果たして正しいのか。代表を追う記者は警鐘を鳴らす。(取材・文:河治良幸)

【識者の眼】浅野台頭も岡崎はどっしり構えて受けて立つ――。ハリルJ、熾烈な1トップ争いの幕開け

2018ロシアW杯アジア最終予選タイ戦で先発出場し、1ゴールを奪った浅野拓磨。日本代表100キャップ以上を持つ岡崎慎司はベンチで同試合を見守ることとなったいっぽうで、欧州移籍が決まったリオ五輪代表FWが1トップ候補として台頭してきた。熾烈なFW争いが幕を開けたと言えそうだ。(取材・文:河治良幸)

香川と本田を“引き離せ”。UAE戦で“渋滞”した2列目。ハリルJに必要な距離感

9月6日、2018ロシアW杯アジア最終予選のタイ戦に臨む日本代表。1日のUAE戦では香川真司の存在感が希薄であったが、それは中央に人が密集しすぎてスペースが無かったことが一因にある。この問題はいかにして解消できるのだろうか。(取材・文:河治良幸【バンコク】)

【識者の眼】“誤審”だけでないハリルJの欠陥。UAEの想定内だった理由とは

まさかの敗戦に終わったUAE戦。主審の不可解なジャッジは大きな要素だが、日本が噛み合っていなかったのも事実。果たして、何が問題だったのか。(取材・文:河治良幸)

【識者の眼】ハリルJは“王様と三銃士”に警戒せよ。オマルだけでないUAEの危険な4人を徹底分析

今日、いよいよW杯アジア最終予選が始まる。日本の初戦はUAE。アジアカップで苦杯をなめた相手だ。難敵のどこに警戒すべきなのか。編集部ではプロスカウトも使用している映像データ会社「Wyscout」の協力のもと、複数の試合映像を特別に入手。日本代表に密着し、また各国のサッカーに精通する河治良幸記者とともに徹底分析した。(取材・文:河治良幸)

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