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初優勝に貢献した両SB

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【写真:Getty Images】

●右SB 酒井宏樹(柏レイソル、2011年)

 レイソルが2011年にJ1復帰を果たした当初から、酒井は本物だと感じられた。攻守両面にスピードとパワーを発揮することに加え、質の高いクロスもファイナルサードで相手チームの脅威に。シーズン開始時点でまだ20歳という若さだったが、積極性と攻撃参加への意欲を如何なく発揮し、レイソルがJ2優勝の翌年にJ1タイトルも獲得という偉業を成し遂げる上で欠かせない存在となった。

●CB 田中マルクス闘莉王(名古屋グランパス、2010年)

 後味の悪さを残して浦和レッズを後にした闘莉王は、ドラガン・ストイコビッチ率いるグランパスの守備陣の中心に収まった。ボールを奪い合う前から相手選手を威圧するかのような存在感を持ち、この年の夏に中澤佑二と組んでワールドカップでも輝いた彼を突破できるFWはほとんどいなかった。その力は攻撃面でも大きな脅威となり、6回にわたってゴールネットを揺らして名古屋の栄冠を助けた。

●CB 角田誠(ベガルタ仙台、2011-12年)

 実際には守備的MFでプレーしていたため、ここに入れるのは少しズルいかもしれないが、角田はベガルタが過ごした最も厳しく最も成功した時期のスピリットを体現した存在だった。誰もが自分のチームにいてほしいと思い、対戦したくはないと思うタイプの選手だ(この2シーズンで12回の警告も受けている)。

 最終的にベガルタは惜しくもタイトルには手が届かなかったとはいえ、決して諦めない角田は全力を尽くして東北を勇気付けていた。

●左SB 橋本和(柏レイソル、2011年)

 ネルシーニョ監督がまさに好むタイプの選手である橋本は、J1優勝を飾ったレイソルの影のヒーローだった。必死に走り続け、果敢なチャレンジを繰り出し、必要があれば攻撃面で普段と違うプレーにも迷わずトライする。左サイドでの彼のプレーは逆サイドの酒井宏樹と完璧に補完し合っていた。

 タイトルのかかった試合で見せ場も迎えた。シーズン唯一の得点は、タイトルのかかった最終節の浦和とのアウェイゲーム。3-1の勝利の決勝点となる2点目だった。

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