Home » Jリーグ » 日本在住11年の英国人記者が選ぶ、Jリーグベストイレブン。11年間で最高の11人とは?【英国人の視点】 » Page 4

無双するアタッカー陣

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【写真:Getty Images】

●右ウイング レアンドロ・ドミンゲス(柏レイソル、2011年)

 2011年の彼はほぼ無敵だった。ピッチ上を闊歩し尊大さすら感じさせるこのブラジル人のプレースタイルは、レイソルが単に優れたチームからチャンピオンチームへ脱皮するために必要だったプラスアルファを加えた。その尖ったプレーが日立台の熱狂的な観客に火を付ける起爆剤となることも多かった。好戦的で創造的、そして周囲の動きを感じ取る鋭敏な感覚を持ち、いつパスを通すべきか、あるいはネットを撃ち抜くべきかを熟知していた。

●攻撃的MF 柿谷曜一朗(セレッソ大阪、2013年)

 2013年の柿谷はまさに力の絶頂期にあり、見ていて楽しかった。セレッソ攻撃陣が生み出すあらゆる好プレーの中心には柿谷がいた。自信に満ち溢れており、ボールを持って走る時には芝の上を滑っていくかのようにスムーズに感じられた。ファイナルサードでは特にその自信が結果に繋がり、このシーズンの年間最優秀ゴールも含めた21得点を叩き出した。

●左ウイング 武藤嘉紀(FC東京、2015年)

 Jリーグでプレーしたのは1年半だけではあったが、2015年の武藤のパフォーマンスは際立っていた。Jリーグにおいて、デビュー時点ですでにこのリーグのレベルを越えている日本人選手の出現を目にした数少ない例のひとつだった。

 そしておそらくそれ以上に重要なのは、彼自身がそれを理解していたことだ。ピッチ外ではあくまで礼儀正しいがピッチ上では傲慢さを感じさせる。FC東京での毎週末の彼のパフォーマンスを観るのは本当に胸が高ぶる楽しみだった。

●CF 佐藤寿人(サンフレッチェ広島、2012-13年)

 完成されたストライカー。紫時代の佐藤のプレーはまさに眼福だった。驚異的な集中力とイマジネーション、そしてどんな場所からでもゴールを奪う力を兼ね備えた11番は、サンフレッチェがリーグ連覇を達成した2年間の全試合に出場して39ゴールを挙げた。

 爆発的なスピードで裏へ抜け出して巧みなフィニッシュを決める形であれ、マーカーを振り切って絶妙なタイミングと位置取りで至近距離から押し込む形であれ、突然強烈なミドルを叩き込む形であれ、彼が触れたボールは全てネットに収まるかのように思えた。

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