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日本代表 3年前

日本代表、オーストラリア代表戦予想スタメン全選手紹介&フォーメーション。最悪だったあのポジションの変更は…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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1007-酒井
【写真:Getty Images】



酒井宏樹(浦和レッズ)
生年月日:1990年4月12日
日本代表通算成績:67試合1得点

 東京五輪後に浦和レッズに合流し、ほとんどオフがない状態で臨んだ9月のオマーン戦では疲労の色を隠せなかった。オーバーワークが考慮され、中国戦を前にチームを離脱した。休養後、所属クラブに合流すると驚異の鉄人ぶりで全試合スタメン出場。先月25日に行われたFC東京戦では、移籍後初ゴールを決めている。

 攻撃面では果敢なオーバーラップからの高速クロスでチャンスメイク。守備面でもリーグ1やUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でスター選手を抑えてきた対人の強さで、右サイドを封鎖する。攻守両面で奮闘し右サイドを支配する酒井の実力と経験は、日本代表に必要不可欠。

 サウジアラビア戦ではなかなか攻撃に参加出来ず、チャンスメイクできたのは大迫へのクロス1本のみ。いつものように攻守で存在感を発揮できなかった。オーストラリア代表戦もタフな戦いが予想されるが、サウジアラビア戦以上のパフォーマンスで攻守に貢献する活躍を見せてほしい。

1007-吉田
【写真:Getty Images】

吉田麻也(サンプドリア/イタリア)
生年月日:1988年8月24日
日本代表通算成績:110試合11得点

 日本代表のキャプテンであり守備の要の吉田麻也は、先月行われたオマーン戦と中国戦にフル出場。セリエAでも開幕から全試合フル出場している吉田は、インテルとユベントスから得点を挙げる活躍で攻守に貢献している。

 対人と空中戦の両面で強さを見せる吉田は、前線へのロングフィードも高精度。試合終盤やセットプレー時にはターゲットマンとなり、得点を決める。オマーン代表戦では試合終盤に失点こそしたものの、中国代表戦では安定した守備で相手の攻撃を完封した。
 
 中国戦同様、終始安定したプレーを見せたが失点に関与。前半から体を張り、相手の攻撃を抑えていたが、ワンチャンスをものにされてしまった。12日に行われるホームでの負けられない一戦は、キャプテンとしてチームを鼓舞し、勝利に導くことができるだろうか。

1007-冨安
【写真:Getty Images】

冨安健洋(アーセナル/イングランド)
生年月日:1998年11月5日
日本代表通算成績:25試合1得点

 2019年に移籍したボローニャでイタリア中にその名を轟かせた冨安健洋には今夏、多くのオファーが殺到した。その中からイングランドの名門、アーセナル移籍を決断。加入後すぐにスタメン出場を果たすと、開幕から3連敗していたチームの守備を安定させ、その後の3連勝に貢献した。

 CBとSBでプレーできる冨安は、粘り強い守備が持ち味で、両足ともに正確なロングフィードを蹴ることができる。さらに、果敢なオーバーラップからのチャンスメイクやピッチ中央でビルドアップに加われる現代型のDFだ。敗北したオマーン代表戦は移籍の関係により欠場したが、中国代表戦では安定した守備で無失点に貢献した。

 サウジアラビア代表に敗戦こそしたが、冨安は対人戦、カバーリング、ビルドアップのすべてが完璧。唯一高評価できる選手だった。勝利が必要となるオーストラリア代表戦でも、完璧なパフォーマンスで相手の攻撃を抑え込む活躍を期待したい。

1007-長友
【写真:Getty Images】

長友佑都(FC東京)
生年月日:1986年9月12日
日本代表通算成績:128試合4得点

 昨季、酒井宏樹も所属したマルセイユでリーグ戦25試合に出場した長友佑都は、シーズン終了後に退団。退団後は無所属となっていたが、先月、11年ぶりのJリーグ復帰を決断し、古巣であるFC東京へ加わった。復帰後はリーグ戦4試合連続でフル出場。35歳になってなお、最前線で戦い続けている。

 インテルやマルセイユなど名だたる欧州クラブに在籍し、長きに渡り日本代表でも活躍する長友の経験値は、若手選手たちに多くのものをもたらす。ベテランとなり、全盛期程の勢いは無くなったが左SBは今も不動のまま。オマーン戦では失点に絡む形となったが、中国戦では無失点での勝利に貢献した。

 全盛期ような果敢やオーバーラップは見る影もなく、攻撃に厚みを加えることができなかった。守備でも失点には関与していないものの、相手に自陣深くまで攻め込まれた。だが、森保一監督からの信頼は揺るぎない。オーストラリア戦でも左サイドバッグはこの男がスタメン出場するだろう。

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