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Jリーグ 1年前

最高の指揮官は誰だ? Jリーグ外国人監督勝率ランキング1~10位。異国からやってきた名将たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

3位:オズワルド・オリヴェイラ


【写真:Getty Images】


勝率:67.3%(208試合105勝52分51敗)
国籍:ブラジル
生年月日:1950年12月5日
在籍クラブ:鹿島アントラーズ(2007年~11年)、浦和レッズ(2018年4月~19年5月)

 鹿島アントラーズの歴史を語るうえで、オズワルド・オリヴェイラの存在を欠かすことはできない。コリンチャンスやサンパウロなど、ブラジルのトップレベルで采配を振るってきた指揮官は、2007年に鹿島の監督に就任している。

 1年目は初勝利に6試合を要したが、徐々に調子を上げていく。後半戦には小笠原満男の復帰を追い風に勝ち星を重ね、怒涛の9連勝で浦和レッズを抜いて逆転優勝を果たした。翌08年は加入2年目のマルキーニョスが得点王&年間MVPに輝く活躍でチームを牽引し、混戦となった優勝争いを制した。

 3連覇を目指す09年は後半戦に3連敗を喫して首位転落を味わったが、5連勝フィニッシュで川崎フロンターレを抜いて3連覇を達成した。本山雅志、小笠原満男、曽ヶ端準ら脂の乗った中堅がチームを牽引し、岩政大樹や内田篤人が日本代表に選ばれるまでに成長した。3シーズンとも大混戦の優勝争いとなったが、勝負所での強さが印象的だった。ラスト2年はリーグ優勝こそできなかったが、10年は天皇杯、11年はリーグ杯を制している。

 11年限りで鹿島を去ったオリヴェイラは、ブラジルやカタールで監督を務めたのちに浦和レッズに招聘される。シーズン途中の就任ながらリーグ戦の順位を5位まで上げ、天皇杯を制したが、翌年は下位に低迷して5月に解任されている。

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