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歴代最高は? 日本人欧州CL得点ランキング1~10位。最高峰の舞台で輝いたレジェンドたち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

4位:中村俊輔

セルティックの中村俊輔
【写真:Getty Images】


生年月日:1978年6月24日
CL出場クラブ:セルティック(スコットランド)
CL通算成績:17試合2得点3アシスト
代表通算成績:98試合24得点23アシスト

 Jリーグ史上唯一、2度の年間最優秀選手(MVP)を獲得している中村俊輔が5位にランクインした。それも、最年少記録となる22歳、当時の最年長記録となる35歳(のちに中村憲剛が36歳で更新)で獲得したのは偉業である。

 日本を代表するサッカー選手である中村だが、26年の現役生活でハイライトとなったのは05/06シーズンから4シーズンにわたってプレーしたスコティッシュ・プレミアリーグ(現:スコティッシュ・プレミアシップ)の名門セルティック時代だろう。

 移籍初年度から攻撃的MFとしてピッチに立つと、卓越したセンスで攻撃陣の中心となりリーグとスコティッシュリーグカップの2冠制覇に貢献。翌06/07シーズンはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に出場し、グループステージ開幕戦で対戦したマンチェスター・ユナイテッド相手にアウェイゲームで直接FKによる1得点をあげた。さらに、ホームゲームとなったマンU戦でも直接FKで1得点を記録し1-0で勝利。世界的名手エトヴィン・ファン・デル・サールが守るゴールを個の力でこじ開けた中村の活躍もあって、セルティックはクラブ史上初のCL決勝トーナメントに進出している。

 セルティックをリーグ3連覇にも導いた中村は、サポーターにとって“伝説”の存在となり、魔法の左足から放たれるFKはキャリアを通して中村の代名詞となった。

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