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海外サッカー 6か月前

海外クラブに推薦したい10代日本人10人。高校サッカーから直接の例も? 才能あふれる逸材たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:高井幸大(たかい・こうた)

高井幸大(川崎フロンターレ)
【写真:Getty Images】


生年月日:2004年9月4日(19歳)
所属クラブ:川崎フロンターレ
2023リーグ戦成績:14試合0ゴール0アシスト

 川崎フロンターレの下部組織出身の高井幸大は、2022年の2月に高校2年生ながらトップチームとプロ契約を結んだ。2023年シーズンになると、チームを退団した谷口彰悟や怪我で離脱したジェジエウの代わりとなるCBとして白羽の矢が立ち、4月の名古屋グランパス戦でリーグ戦初出場を果たした。U-20ワールドカップにも右SBのポジションで出場し、いまや世代を代表するDFの1人となっている。

 一番の長所はやはり恵まれた体格だろう。身長192cmという圧倒的な高さで、相手選手との競り合いに勝利する。今季はリーグ戦14試合に出場し空中戦勝率65%を記録した(データサイト『SofaScore』参照)。まだ身体の線が細いだけに、まだこの数字を伸ばす余地はあるのかもしれない。

 また、同選手は足元の技術に優れた現代的なCBでもある。高卒1年目とは思えない飄々としたボールさばきで、相手のFWが前線からプレスをかけてきた時も安易にクリアに逃げず、しっかりとボールをつなぐことができる。時折危険なパスでピンチを招くこともあるが、試合に出場し続け経験を積むことができればその問題も解消されるだろう。19歳ですでに世界基準のフィジカルと確かなビルドアップ能力を持つ同選手を、海外のクラブが獲得しても驚きはない。

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