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大バズりしたのは? Jリーグ公式YouTube、視聴回数ランキング1~10位。1位はなんと1000万再生以上!?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

4位


参照元:YouTube

動画タイトル::引退する村上主審、アンダーシャツにメッセージを書いた槙野にイエローカード【切り抜き】
公開日:2021年12月4日
視聴回数:458万回

 サッカーでは判定をめぐって選手と審判員の間に緊張が走ることが珍しくない。だが、2021年12月4日に行われたJ1第38節、名古屋グランパス対浦和レッズでは、それと真逆の光景がピッチ上で見られた。

 同試合は、Jリーグ通算506試合の主審を担当した村上伸次審判員の引退マッチ。両チームの選手や観客からの暖かな送別、そして当時浦和の現役プレイヤーだった槙野智章との笑いを誘うやりとりを切り取った動画が、Jリーグ公式YouTubeの視聴回数ランキングで4位にランクインした。

 5位・名古屋と6位・浦和が激突したリーグ最終節は、0-0のままタイムアップを迎えた。主審を務めた村上審判員は、これまでのキャリアで示してきた丁寧なジャッジを同試合でも披露。71分にはコーナーキックから浦和の酒井宏樹がヘディングで先制弾を奪ったかに見えたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入し、オフサイドでノーゴールに。勝敗に直結するセンシティブな場面だったものの、ここでも村上審判員の冷静さが光った。

 試合後、選手たちは花道を作って勇退する村上審判員を送り出した。すると、列の最後にはユニフォームを脱いで仁王立ちになる槙野の姿が。アンダーシャツには、「村上さんの笑顔が僕たちを気持ちよくプレーさせてくれました。最高のレフェリングをありがとう! おつかれさまでした」とメッセージが書かれていた。この日の“主役”はすかさず槙野にイエローカードを提示。スタンドは笑いに包まれ、三度の胴上げをもって感動的なセレモニーが締めくくられた。

 2003年からJリーグの試合を担当したレジェンド審判員との別れ、槙野の粋な計らい、そしてイエローカードのおまけ付きという本動画は458万回もの視聴回数を記録。3分と短い尺の中であっても、サッカーファミリーの絆が確かに感じられる動画となっている。
 

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