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青木務

1988年生まれ。スポーツライター。16年、「EL GOLAZO」「J’s GOAL」ジュビロ磐田担当。twitter:@tsut0mua0k1

アジアでの悔しさとカナダで得た手応え。女子W杯まで半年、阪口夢穂が振り返る2014年

2015年にカナダで開催される女子W杯。大会連覇に向けて強化を進めるなでしこジャパンは、世代交代にも着手している。だが、ボランチは阪口夢穂が不動の存在だ。攻守の要はW杯前年をどう振り返ったのか。

最後に浮き彫りとなった未熟さ。鹿島、09年以来のリーグ優勝逃す。悔しい結果を糧にできるか

J1最終節のサガン鳥栖戦、鹿島アントラーズは0-1で敗れシーズン終了を迎えた。若手の勢いが印象的なシーズンではあったが、最終的には無冠。タイトル獲得には何かが足りなかった。

「和製アンリ」からの脱皮。横浜FM伊藤翔が見せる本格派ストライカーへの進化

昨年は最後まで優勝争いを演じながら今季は中位をさまよった横浜FM。移籍したマルキーニョスの穴を埋めるのは容易ではなかったが、伊藤翔が飛躍のきっかけを掴もうとしている。

堅守速攻にポゼッションも。“アクションサッカー”に可能性広げる新潟、進化へクリアすべき課題とは?

J1第33節、アルビレックス新潟は横浜F・マリノスに0-1で敗れた。連勝を飾ることはできなかったが、試合を支配する時間もあり、自らアクションを起こすサッカーは可能性を感じさせた。

一昨年まで“4部選手”だった横浜FMのファビオ。ボランチで高いポテンシャルを発揮

樋口靖洋監督の退任が決まっている横浜F・マリノスは、J1第33節のアルビレックス新潟で1-0と勝利し、J1ホーム通算200勝を達成した。

J2降格決定の徳島、来季のためにどれだけ上積みできるか。仙台は今節での残留を目指す

J1初挑戦の徳島ヴォルティスにとって、この1年は苦い思い出になったかもしれない。しかし再びこの舞台に戻ってくるためにもこの経験は無駄にしてはならない。対するベガルタ仙台は5年連続のJ1残留を決めたいところだ。

鹿島が誇るJ屈指のレフティ遠藤康。日々のシュート練習が生んだ初の2桁得点。逆転Vへ「まずは自分たち」

鹿島アントラーズはリーグ1位の得点数を記録している。柴崎岳、土居聖真、小笠原満男らどの選手も不可欠な選手だが、遠藤康の存在も忘れてはならない。高い技術に加え今シーズンは新しい武器を手にした。

鹿島、奇跡の逆転Vなるか。強気のラインコントロールを見せた守備陣。司令塔不在の川崎Fを無力化

現在3位につける鹿島アントラーズが、ホームで川崎フロンターレと対戦した。前回の対戦では完敗を喫したが、今節の川崎Fは中村憲剛が不在。司令塔を欠く相手に対し、鹿島はチーム全体が連動することで自由を奪う。そして、ディフェンス陣のパフォーマンスも光った。

8年ぶりのリーグ王座奪還へ。浦和、好調G大阪と首位決戦。満員の埼スタでシャーレを掲げるか

かつて、浦和レッズとガンバ大阪の一戦はJリーグ屈指の好カードであり、『ナショナルダービー』と称されたこともあった。その後、浦和は残留争いを経験し、ガンバに至ってはJ2も経験した。紆余曲折を経た両者が今季最大の大一番を迎える。

これが産みの苦しみ、今季も優勝に届かず。それでも川崎Fが攻撃サッカーを貫くべき理由

常に主導権を握り、好調時は思いのままに相手を叩きのめしてきた川崎フロンターレ。しかし、優勝のために負けてはならない試合を取りこぼすなど、その強さはまだ盤石とは言えない。相手にも研究されているが、それでも、川崎Fが王者になる上で必要なのは今のサッカーを続けることだ。

川崎F 、V戦線脱落。得点演出も致命的ミスの大島「技術や判断を見つめ直す」。ブレない信念の下、真の強者を目指す

優勝争いに加わりながら大事なところで勝ちきれない川崎フロンターレ。この日の清水エスパルス戦も後半終盤に失点を喫して逆転負け。失点のきっかけを作った川崎の司令塔・大島僚太は、誰よりも責任を感じている。

「むっちゃ楽しかったですね」。Jでしのぎを削る92年組。宇佐美、柴崎、武藤…期待され続けたプラチナ世代がついに本領発揮

ある世代に優秀な選手が集まることがある。小野伸二を筆頭とした黄金世代は、日本サッカー界が世界と伍して戦う上で重要な役割を担った。そして、彼ら以上の才能が集まったといわれるプラチナ世代も、ようやく期待に応えるパフォーマンスを見せ始めた。

スタメンに返り咲いた横浜FMの齋藤学、停滞気味のチームを飛躍させられるか。J屈指のドリブルで首位・浦和に挑む

昨シーズンは最後まで優勝争いの主役にいた横浜F・マリノス。しかし、今シーズンは中位をさまよっている。前節も主導権を握りながら得点を奪えず、消化不良の試合となった。それでも、5試合ぶりにスタメン復帰した齋藤学は切れのある動きで持ち味を発揮した。

17位C大阪、スコアレスドローも悲観せず。エース南野はノーゴールに「もっと存在感を出していきたい」

アウェイに乗り込んでの横浜F・マリノス戦、セレッソ大阪にとっては決してチャンスの多い試合ではなかった。それでも、相手にも得点を許さなかった。勝点0だけは何としても避けたい状況で、最低限の成果はあげたといえる。

広島のエース佐藤寿人、11年連続二桁得点に王手。リーグ終盤にゴール量産態勢に入るか。背番号11に衰えはなし

前節、約3ヶ月ぶりのゴールを奪った佐藤寿人。シーズン中にはベンチ外も経験したベテランストライカーだが、ここに来て再び輝きを放っている。

総力戦必至の上位対決。優勝を占う大一番、勝点3奪うのは鹿島か浦和か。激闘の歴史が蘇る

優勝を目指す浦和レッズの前に立ちはだかる鹿島アントラーズ。数々の名勝負を演じてきた両者が今節対戦する。埼玉スタジアムでの前回対戦は1-1のドローに終わっている。優勝の行方を左右する直接対決は、どのような結末を迎えるのだろうか。

FC東京に3戦ぶり勝利をもたらした武藤、果敢な突破で攻撃を牽引。ブラジル戦で痛感した課題も向上

2戦続けて0-1の完封負けを喫していたFC東京。第29節サンフレッチェ広島戦では2-1と3戦ぶりの勝利を挙げた。今やエースと呼ばれるまでになった武藤嘉紀は、相手のマークも厳しくなる中で決勝ゴール。自らの得点でチームに勝ち点3をもたらした。

J1残留へ待ったなしのC大阪。残留へカギを握る南野。苦境に立たされるクラブを若きエースは救えるか

ここまで本領を発揮できていないセレッソ大阪の南野拓実。チームも降格圏に沈む現在、彼のパフォーマンスがチームの結果を左右するといっても過言ではない。残り6試合、セレッソは正念場を迎えている。

厳しい戦い続く清水、横浜FMの攻撃止められず敗北。J1残留へもう負けられない。求められるアグレッシブな姿勢

16位と残留争いを強いられている清水エスパルス。公式戦ここ2試合はともに勝利し、浮上のきっかけを掴みかけていた。しかし、この日の横浜F・マリノス戦では勝点を積み上げることができなかった。

鹿島の大物ルーキー・赤﨑秀平。期待とは裏腹に不本意なシーズンも、得点感覚の片鱗は発揮。未来のエースストライカーの現在地

今シーズン、鹿島アントラーズに加入した赤﨑秀平は、大学時代から注目を浴びてきた。だが、ここまでの個人成績は8試合2得点と決して満足のいくものではない。ゴールを奪うために必要な“型”は持っている。後は限られた出場機会で結果を残していくしかない。

「正直、熱くなった」。G大阪・今野が見せた意外な一面、鬼気迫るボール奪取で中盤を支配。鹿島との上位対決制す

10月5日に行われたJ1第27節、互いに好調なチーム同士が首位に食らいつく上で負けられない試合を迎えた。鹿島アントラーズは3連続完封勝利中、対するガンバ大阪も5連勝と波に乗る。降りしきる雨の中、試合は点の取り合いとなった。

無念の代表辞退も成長は止めない。鹿島DF昌子源がガンバ戦後に語った思い

アギーレジャパン初招集の昌子源だったが、右足に痛みを抱えていた。それでもガンバ大阪との一戦は90分間戦い続けた。しかし、その代償は大きなものだった

リーダーの風格漂う家長昭博。責任感あるプレーで大宮を残留へ導けるか

J1残留を目指す大宮アルディージャにあって、家長昭博の質の高いプレーは群を抜いている。相手の寄せにも全く動じず攻撃を司り、試合を決めるゴールも奪う。誰よりも頼れる天才レフティーがチームを勝利へ導く。

アギーレジャパン初選出の鹿島DF昌子源。Jリーグでの経験が成長の原動力

優勝争いを演じる鹿島アントラーズから3選手が日本代表に招集された。いずれもチームでのパフォーマンスが選出を後押ししたが、センターバックの昌子源も代表の青いユニフォームを着るにふさわしい選手だ。

大宮が見せつけた確かな残留力。大卒ルーキー泉澤に継承される粘りのDNA

NACK5スタジアムがオレンジ色に染まった大宮アルディージャと清水エスパルスの一戦。試合前の順位は大宮が17位、清水は15位。大宮が勝てば順位が入れ替わるという試合だった。

6試合で3ゴール、川又堅碁が名古屋で復活! 新潟との古巣対決でもゴール狙う

川又堅碁の名古屋グランパスへの移籍が発表されたのは8月のことだった。アルビレックス新潟のエースストライカーとして活躍してきた川又堅碁だが、今シーズンはベンチ外も経験した。そんな中で8月、名古屋グランパスへの移籍を決断。すでに3得点を挙げており、チームの救世主的存在となっている。

逆転優勝を狙う鹿島。攻守を支える加入1年目の左サイドバック・山本脩斗の安定感

首位と勝点差7で3位につける鹿島アントラーズ。攻撃陣が結果を残す中で、ここ2試合は完封勝利と守備面も上向き。逆転優勝のためには、ひとつの負けも許されない。

FC東京の注目選手は武藤だけではない!卓越した技術と献身性を併せ持つ河野広貴、3得点に絡みチームに5試合ぶり勝利もたらす

4試合勝利のないFC東京。勝点3が欲しい試合で力を発揮したのが河野広貴だ。スピードとテクニックがあり、今シーズンは守備での貢献も目を見張る。FC東京の攻撃を引っ張っているのはこの男だ。

完敗の浦和戦でみえた柏の課題。鳥栖戦で求められるピッチ内での意識の共有

前節、柏レイソルは浦和レッズに完敗した。劣勢にもかかわらず自分たちからボールを奪い行く場面は少なかった。ベンチからの指示を守ったものの結果は敗戦。名将のプランを遂行するだけでなく、時には選手自身が考え、決断することも必要だ。

完勝の浦和が首位をキープ。リスクマネジメントをしながらゴールへの渇望は失わない

首位を走る浦和レッズは、柏レイソルに対して公式戦3連敗中だった。しかし、この日は浦和が攻守において高いクオリティを発揮した。

失点が多い清水、守備を立て直さなければ大敗も。神戸は前節残った課題をクリアできるか

監督を代えた清水エスパルスだが、思うような結果を得られず浮上のきっかけは掴めていない。対するヴィッセル神戸は前節、試合を支配しながら勝ちきれなかった。勝利に飢える両チームの対戦の行方は。

強力攻撃陣擁する川崎をどう止め、どう仕留めるか。FC東京の戦い方に注目

3戦勝利がないFC東京だが、フィッカデンティ監督の戦術は着実に浸透している。川崎フロンターレには前回、0-4と大敗したが、今節は一方的な試合にはならないだろう。

臨機応変にシステムを変えたFC東京。その中でボールを奪い続けた米本の存在感

上位争いに食い込みたい8位・FC東京は、ホームに5位・ヴィッセル神戸を迎えた。結果は引き分けに終わったが、システムを変えながら勝利を目指した。

降格圏に沈む大宮と優勝目指す鹿島。ミスからの失点を減らし勝利を狙う

成績不振のため前節終了後に監督を解任した大宮アルディージャ。直近の天皇杯で勝利したものの、守備面の課題は解決されていない。優勝を争う鹿島アントラーズは前節、ミスから2失点を喫した。どちらにも絡んだ山村にとっては信頼回復のための重要な一戦となる。

アギーレジャパンに招集された皆川、されなかった宇佐美。日本の未来を担うストライカー対決の行方は?

9位・サンフレッチェ広島と7位・ガンバ大阪の勝点差は0。得失点差でガンバがリードしているが、広島が勝てばガンバを追い越す。広島には日本代表に招集された皆川がおり、ガンバには代表入りがならなかった宇佐美がいる。ふたりのストライカーはこの試合でどのようなプレーを見せるのだろうか。

2試合続けて逆転勝利の神戸、決勝ゴールを決めたのは森岡。神戸の背番号10がアギーレジャパンで輝くために必要なこと

今シーズン序盤を盛り上げたヴィッセル神戸。勝ちきれない試合もあったが、最近は再び調子を上げている。攻撃を担う森岡亮太は日本代表にも選出されたが、成長の余地はまだまだある。特に、同僚の元ブラジル代表から学ぶことは多い。

前からの守備が機能し始めたマリノス。野沢加入で攻撃のバリエーションが増えた仙台を止められるか

10位の横浜F・マリノスと12位のベガルタ仙台の一戦。前節、マリノスは前からのプレスが機能した反面、引いた時は相手にチャンスを作られている。仙台のスタイルに合わせて臨機応変に守備を組織する必要がある。

退場者を出し3戦ぶりの敗戦も、自分たちの持ち味を貫いた川崎。CB含め全員が徹底した地上戦を挑み、活路を見出す

試合開始直後にPKから失点し、前半のうちに退場者も出した川崎フロンターレ。しかし、劣勢に動じることなくチャンスも作った。ロングボールをほとんど蹴らず細かいパスを繋いでゴールを目指し、一人少ない中でも互角の勝負を演じた。

リーグ最高の守備力を誇るFC東京と浦和。その壁をぶち破るのはどちらだ

攻撃的なスタイルを持つFC東京と浦和レッズの、守備面での向上が著しい。前節を終えた時点で失点数は浦和が最少でF東京が2位。今後激しさを増すであろう優勝争いを占う上でも両者の対決は注目だ。

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