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西部の目

ベルギー黄金時代のカギ握るカウンター無双のCF。ロメル・ルカク、モンスター級の破壊力【西部の目】

現地時間11月14日、日本代表との一戦を迎えるベルギー代表。アザール、デ・ブルイネら傑出したタレントを多く擁する“赤い悪魔”にあって、その最前線を務めているのがマンチェスター・ユナイテッド所属のロメル・ルカクだ。モンスター級の破壊力を備えるCFであるが、試合によっては存在感が希薄なことも。本領発揮の条件はなんだろうか。(文:西部謙司)

【西部の目】ハリルJ、ブラジル戦は早々の2失点でテスト終了。非常に中途半端な結果に

11月10日、フランスのリールでブラジル代表との国際試合に臨んだ日本代表。来年のワールドカップに向け貴重なテストマッチの機会だったが、開始早々に次々と許し前半だけで3点を奪われてしまった。単純な力の差を示され、テストとしても中途半端なものになってしまった。(文:西部謙司)

230億円の値がついた驚異の18歳エムバペ。とびきり速いFWが備える器用さ【西部の目】

モナコでセンセーショナルな活躍を見せ、今夏パリ・サンジェルマン(PSG)に移籍したキリアン・エムバペ。ティエリ・アンリ2世とうたわれ、すでにフランス代表でもプレーしている18歳だが、その真の魅力はどこにあるだろうか。ネイマール、カバーニと3トップを形成する大物感十分のFWがさらに飛躍するために必要なものとは。(文:西部謙司)

ほぼ完璧、だが未完成のような恐ろしさ。万能型FWケイン、生き残り戦略で培った演算能力【西部の目】

歴代の名ストライカーとの類似性を指摘されるトッテナムのハリー・ケイン。イングランド代表でもキャプテンを務めた長身FWだが、幼いころは今と違って体格に恵まれていなかったという。スパーズの万能型ストライカーは何が優れているのか。ほぼ完璧なセンターフォワードを生み出したそのルーツこそが、その強みを物語っている。(文:西部謙司)

新しいC・ロナウド。“過剰”から洗練へ。肉体的なピーク越え、研ぎ澄まされる決定力【西部の目】

メッシと並んで現代最高の選手と評されるクリスティアーノ・ロナウド。レアル・マドリーのエースは、頭角を現してきた当初のウインガーというイメージから一変。いまではゴールを量産するストライカーとしてのカラーが強く打ち出されている。プレーも年々洗練され、無駄のそぎ落とされた点取り屋という新しいCR7の姿が見えてきた。(文:西部謙司)

【西部の目】ハリルJ、無残な3失点、攻撃オプションも見つからず。W杯での日本対策は決まったようなものに

10月10日、キリンチャレンジカップ2017で日本代表はハイチ代表と3-3で引き分けた。早い段階で2ゴールを奪ったものの、相手に対応され始めると試合は互角の展開に。無残な3失点もさることながら、相手に守備ブロックを作られると崩せる気配もなく、ニュージーランド戦も含めW杯本大会に向けた強化プランにおいて大きな誤算といえる2試合になってしまった。(取材・文:西部謙司)

ハリルJ、シュート数多も「意図的に作った」チャンス少なく。乾貴士が決定機創出の切り札に【西部の目】

6日、キリンチャレンジカップ2017でニュージーランドとの一戦を迎えた日本代表。ロシアW杯へ、得点を取らなければならない試合のテストとなった。日本は多くのシュートを放ったものの、なかなかチャンスを意図的に作れず。決定機はほとんどが乾貴士の投入後に集中していた。(文:西部謙司)

武器が「インサイドキック」? デ・ブルイネの特殊性。守備の監視かいくぐった「1人時間差」【西部の目】

「インサイドキック」ができないサッカー選手はいないであろう。それゆえ、それは武器として理解されにくいかもしれない。だが、誰もができるキックであっても、同じ水準で決してできないものであれば話は変わってくる。マンチェスター・シティに所属するケビン・デ・ブルイネ。彼のインサイドキックにはセットプレー同然の威力が備わっている。(文:西部謙司)

レアル、抜群の対応力と決定力。合理的なベイルの左とロナウドの右。変わり始めたバランス【西部の目】

9月26日、UEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節が行われ、レアル・マドリーはドルトムントを相手に3-1で勝利した。2トップの位置にはベイルとロナウドが入ったが、位置関係はベイルが左でロナウドが右。これによって本領を発揮したのがウェールズ人FW。合理的な左右の配置が功を奏し、ロナウドとともに最高のプレーが引き出されている。(文:西部謙司)

「正しい瞬間に正しい場所に」。準スター軍団ナポリ、保守的かつ冒険的な崩しの作法【西部の目】

17日、セリエA第4節が行われ、ナポリはベネヴェントを相手に6-0で大勝した。相手が昇格組であったとはいえ、その攻撃力をいかんなく発揮。ナポリ一帯の美しい風景を評した「ナポリを見て死ね」という言葉があるが、イタリア南部の都市にあるサッカーチームもヨーロッパ屈指の美しさを誇っている。(文:西部謙司)

メッシのミニマリズム。最小限の技で最大限の効果、現代最高の選手が知るサッカーの原理【西部の目】

現代サッカー最高の選手と評していいであろうバルセロナのリオネル・メッシ。派手なテクニックを使うことはほとんどないものの、得意なパターンを駆使し、すでにバルサ通算で500ゴール以上を記録している。このアルゼンチン人FWの特徴とは何なのだろうか。(文:西部謙司)

ペップ・シティ、「ハリルJ的な」リバプールを5-0撃破。ロベカル思わせるメンディ【西部の戦術アナライズ】

9月9日、イングランド・プレミアリーグ第4節の試合が行われ、マンチェスター・シティはリバプールに5-0で勝利した。上位チーム相手に強いリバプールは、オーストラリア戦の日本代表とよく似た戦い方で試合序盤時間こそ攻め込んだものの、マネの退場もあり流れは激変。最終的に5失点をくらい黒星を喫することとなった。(文:西部謙司)

ハリルJ、さほど堅固でもない「堅守速攻」。撹乱されたマーク。課題露呈しただけの一戦【西部の戦術アナライズ】

9月5日、日本代表は2018年ロシアW杯アジア最終予選最終戦のサウジアラビア戦に臨み0-1で敗れた。本大会出場の切符を手中に収めたうえで臨んだ一戦には柴崎岳や本田圭佑らが先発出場。テストの意味合いもあったが、成果はほとんど得られず、攻守に課題を露呈する一戦となった。(文:西部謙司)

ハリルJ、支配率「4:6」の優位性。明確だった狙い。僅差勝負モノにするリアリズム【西部の戦術アナライズ】

8月31日、2018年ロシアW杯アジア最終予選オーストラリア戦に臨んだ日本代表。ボールポゼッションでは相手を下回ったものの、ボール奪取とカウンターに長けた陣容で効率よくゴールを奪取し本大会出場権を確保した。日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、リアリスティックかつ明確な狙いをもってして僅差勝負をモノにしたと言える。(取材・文:西部謙司)

万全のレアル、バルサ相手でも余裕に。度が過ぎた“メッシ依存”、噴出した弊害【西部の戦術アナライズ】

16日、スーペルコパ・デ・エスパーニャ(スペイン・スーパー杯)第2戦が行われ、第1戦に引き続きレアル・マドリーがバルセロナに2-0で勝利(2戦合計5-1)。メンバーを替えながら充実の戦いを見せた白い巨人に対し、バルサはネイマール流出の影響もあり早急な修正が必要という現状を露呈することになった。(文:西部謙司)

メッシ封じたレアルの奇策。バルサの“ネイマール・ロス”浮き彫りに【西部の戦術アナライズ】

現地時間13日に行われたスーペル・コパ・デ・エスパーニャ(スペインスーパー杯)の第1戦で、リーグ王者のレアル・マドリーと国王杯覇者のバルセロナが対戦した。ジダン監督はこの試合でバルサのエースを封じるため、意外な策を講じた。ネイマールを失ったバルサは対抗できたのか、そしてマドリーが奇策に打って出た理由とは。(文:西部謙司)

ジダン・レアル、最強の全方位型。勝利の一点で結束、“白い巨人”の遺伝子【西部の戦術アナライズ】

FIFAから「20世紀のクラブ」として表彰されているスペインのレアル・マドリー。15/16、16/17シーズンとUEFAチャンピオンズリーグを連覇し、黄金期といってもいい時代を迎えている。“エル・ブランコ”の強さはどこにあるのだろうか。『サッカー戦術クロニクル ゼロ トータルフットボールの源流と未来』を上梓した著者が読み解く。(文:西部謙司)

“2軍”で優勝のドイツ。ハードワークで躍進のチリ。日本が学ぶべき強化方針の一貫性【西部の目】

7月2日、FIFAコンフェデレーションズカップ・ロシア2018の決勝戦が行われ、W杯王者ドイツが南米王者チリを相手に1-0で勝利した。走れない選手は誰もおらず、文字通り「ハードワーク」する選手たちによって争われたファイナルとなったが、それは現代サッカーのトレンドを体現したものとも言えそうだ。一貫した強化方針のもとにチーム力を高め、このレベルに到達してきた両国には、日本も学ぶべきところがある。(文:西部謙司)

変幻自在のチリ、“2軍”も強さ顕在のドイツ。コンフェデ杯決勝、好ゲームの予感【西部の目】

現地時間7月2日に決勝戦を迎えるFIFAコンフェデレーションズカップ・ロシア2017。2018年のW杯ホスト国で開催されている各国大陸王者とW杯王者による前哨戦は、チリとドイツのファイナルで幕を閉じることになる。南米王者とW杯優勝国の一戦はどのような展開となるのだろうか。好ゲームへの期待は高まるばかりだ。(文:西部謙司)

ハリルJ、体裁を整えることで精一杯。攻撃のオプションなく、勝ち点1は悪くない結果【西部の戦術アナライズ】

13日、ロシアW杯アジア最終予選イラク戦に臨んだ日本代表。早い時間にセットプレーから先制ゴールを奪ったものの、終盤に失点を喫し勝利を逃した。けが人が出たことも含めて消耗度の高い試合となったが、ハリルジャパンは守備的なゲームプランでこの一戦に臨んでおり、ドロー自体は想定内だったと言えるのではないか。(文:西部謙司)

ハリルJ、乾・本田・井手口など後半に収穫も…前半のテストは完全に失敗。守備組織機能せず【西部の戦術アナライズ】

7日、日本代表はシリア代表との親善試合に臨み1-1で引き分けた。前半はシリアに押し込まれる時間が長く厳しい展開となったが、後半に入ると途中出場した選手たちが随所に好プレーを披露し、攻勢をかける流れに。全体として試合内容が良かったわけではないが、W杯予選イラク戦に向けていい教訓になった試合と言えそうだ。(取材・文:西部謙司)

レアルが迎えた黄金時代。ここ4季で3度目のCL制覇。モドリッチ&クロースという生命線【西部の戦術アナライズ】

現地時間6月3日、16/17シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦が行われ、レアル・マドリーがユベントスに4-1で勝利した。堅守を誇るユーベ相手に4得点を奪った白い巨人。ここ4季で3度目のCL制覇と、まさに黄金時代を迎えていると言えそうだ。(文:西部謙司)

【U20】日本、16強敗退も導き出した「正解」。全ての日本代表で採用すべき「崩しの型」【西部の目】

30日、FIFA U-20W杯決勝トーナメント1回戦の試合が行われ、日本はベネズエラを相手に延長戦の末0-1で敗れた。ベスト16で大会から去ることになったが、今回の日本チームは世界大会に臨む際に日本代表がどう戦うべきかの指針を示していたように思える。その意味で、今大会は意義深いものとなったのではないだろうか。(文:西部謙司)

【U20】圧巻の堂安。イタリアの守備こじ開けた、発想すら異次元のドリブル突破【西部の目】

27日、2017 FIFA U-20W杯グループステージ第3節が行われ、日本はイタリアと2-2で引き分け、決勝トーナメント進出を決めた。開始早々に2点ビハインドを背負う厳しい展開となったが、そこからガンバ大阪の堂安が圧巻のパフォーマンスを披露。イタリアの組織的守備を2度にわたってこじ開けて見せた。(文:西部謙司)

【U20】日本、三好&堂安で手詰まりは回避。強固でない守備組織、板倉が個の力で補填【西部の目】

21日、FIFA U-20ワールドカップのグループステージ第1節が行われ、日本は南アフリカを相手に2-1で勝利した。序盤に先制ゴールを許す苦しい展開となったが、後半に2得点を奪い逆転。10年ぶりの出場となる同大会で白星スタートをきった。(文:西部謙司)

レアルを盤石にするトリオはBBCではなく。攻守に芯通す3人、洗練された連係【西部の目】

現地時間14日、リーガエスパニョーラ第37節が行われ、レアル・マドリーが何人かの選手を温存しながらも難敵セビージャを相手に4-1と快勝。チャンピオンズリーグでは決勝に進み、国内リーグ制覇も近づいてきた。今季は盤石ともいえる戦いぶりを見せているエル・ブランコだが、その強さの秘訣はどこにあるのだろうか。(文:西部謙司)

ユーベ、当然とさえ思えるCL決勝進出。充実の陣容、際立つディバラの老獪さ【西部の目】

現地時間9日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグが行われ、アウェイでの1stレグを2-0で制したユベントスが2-1(2試合合計4-1)で勝利した。強豪揃いのCLにあって、今季のユベントスは傑出したパフォーマンスを披露。充実の陣容に加え、若さに似合わぬ老獪さを備えるディバラがチームに違いをもたらしている。(文:西部謙司)

メッシが見る異次元。真正面から受けて立ったレアル、サッカーの魅力示したクラシコに【西部の目】

23日、リーガエスパニョーラ第33節が行われ、レアル・マドリーのホーム、サンティアゴ・ベルナベウに乗り込んだバルセロナが3-2で勝利した。バルサがリーグ優勝勝ち取るには勝利は必須という状況で迎えたクラシコ。全世界が注目する伝統の一戦において違いを示したのは、やはりあの選手だった。(文:西部謙司)

CLで躍進するモナコ、強さの秘密は非凡な“普通さ”にあり? ドルトもハマった意外な落とし穴【西部の目】

今季はモナコが強い。フランス1部ではパリ・サンジェルマンを抑えて首位に立ち、CLではドルトムントを破って準決勝進出を果たした。その強さの秘密はどこにあるのか。ちょっと見ただけではわからない、意外なところに落とし穴があった。(文:西部謙司)

コンテとペップの明暗、長期的に見ると逆転か。上乗せ難しいチェルシーと問題明白なシティ【西部の目】

5日、プレミアリーグ第31節チェルシー-マンチェスター・シティの一戦が行われた。ともに今シーズンから指揮官を務めているコンテ監督とグアルディオラ監督は、対照的なシーズンを送っているようにも思える両監督。この試合を制したのは今シーズン好調のチェルシーだったが、単純に両者の今シーズンを象徴する一戦とは言えないかもしれない。(文:西部謙司)

ハリルJ、内容以上のスコアを叩き出した決定力。ボランチ経由の組み立てに乏しく【西部の目】

28日、ロシアワールドカップアジア最終予選のタイ戦に臨んだ日本代表。UAE戦に続き高い決定力でチャンスを確実にものにし、GK川島永嗣のPKストップもあり無失点で乗り切ったことで、4-0とスコア的には完勝ともいえる試合となった。だが数字とは対照的に、内容の部分で課題が露呈した一戦ともなった。(取材・文:西部謙司)

人選ズバリのハリル采配。明暗分けた決定力の差。大迫、原口、久保が攻撃の軸に【西部の目】

現地時間3月23日、ロシアワールドカップアジア最終予選UAE対日本の一戦が行われ、アウェイに乗り込んだ日本代表が2-0で勝利を収めた。ハリルホジッチ監督はこれまでの試合から布陣を入れ替えてこの決戦に臨んだが、それが見事に的中。真骨頂ともいえる人選の冴えを見せつけた。(文:西部謙司)

レスターが回帰した「ファイトボール」。相手にフットボールをさせない岡崎慎司の存在【西部の目】

プレミアリーグを制したレスターが戻ってきた。14日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦の2ndレグ。アウェイでの1stレグを落としていたレスターは、もはや時代遅れとも言われるような戦術を採用してセビージャを迎え撃った。自陣に築かれた強固な砦は稀代の戦術家ホルヘ・サンパオリでも落とせず。成し遂げんとした志をただ一度の敗北によって捨ててはいけない、という決意が勝利を呼び込んだ。(文:西部謙司)

レアルの“えげつなさ”。豪華スター共演の裏にある指揮官ジダンの塩梅【西部の目】

7日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16セカンドレグが行われ、昨季王者のレアル・マドリーがナポリに勝利した。前半はナポリが優勢で先制点を奪ったものの、後半から“エル・ブランコ”が本領を発揮。セットプレーから得点で逆転するなど、その試合巧者ぶりを見せつけた。(文:西部謙司)

アトレティコvsバルサ、収縮と拡散の戦い。潮目となった60分、高インテンシティ継続の限度【西部の目】

25日、リーガエスパニョーラ第24節、アトレティコ・マドリー-バルセロナの一戦が行われ、アウェイの地に乗り込んだバルサが終了間際に決勝点を奪い勝ち点3を獲得した。攻撃時はピッチを広く使い、守備時ではコンパクトな陣形を作るのがサッカーのセオリーであるが、この1戦は、正反対の志向を持つチームによるゲームとなった。(文:西部謙司)

【西部の目】ハリルJ、清武が攻撃の軸に。苦しい台所事情で進んだ世代交代。効果的だったハイプレス

11月15日、ロシアW杯アジア最終予選のサウジアラビア戦に臨み2-1で勝利を飾った日本代表。本田圭佑、香川真司らがベンチスタートという状況で、先発出場した大迫勇也、原口元気、清武弘嗣らが躍動した。苦しい状況のなかで世代交代は進み、ハリルホジッチ監督の“らしさ”も見えてきた。(取材・文:西部謙司)

【西部の目】全く本調子でない本田、この状態でサウジ戦起用は無理。吉田と清武の試合勘は問題なし

11月11日、カシマスタジアムでのキリンチャレンジカップ・オマーン戦に臨んだ日本代表。サウジ戦を中3日で控える状況のなか、大迫勇也、齋藤学ら新戦力がテストされるいっぽうで、ヨーロッパのクラブで出場機会の少ない選手たちも起用された。好印象を残した選手たちもいたが、これまで日本代表をけん引してきた本田圭佑は全く本調子でなかった。(取材・文:西部謙司)

【西部の目】ハリルが仕込んだオーストラリア対策。4-4-2と4-3-3の可変システム。複雑な守備組織

10月11日、日本代表は2018ロシアW杯アジア最終予選のオーストラリア戦に臨んだ。ここまで内容の芳しくない試合を続けてきた日本だったが、アジアカップ王者を相手に守備組織をしっかりと構築し、アウェイの戦いで勝点1をもぎ取った。(取材・文:西部謙司【メルボルン】)

ハリルJ、酷い内容も最高の結果。相手の土俵で戦い苦戦。お粗末な「縦に速い」攻撃【西部の目】

10月6日、ロシアW杯アジア最終予選でイラクをホーム・埼玉スタジアムに迎えた日本代表。先制点を奪いながらも追いつかれ、1-1で迎えた後半アディショナルタイムに山口蛍が劇的な決勝ゴールを奪って辛くも勝点3を手にした。結果的にチームの士気を押し上げうる展開での勝利となったが、内容的には課題の散見されたゲームとなった。(取材・文:西部謙司)

【西部の目】ペップ・シティ、未完成もプレミア仕様の片鱗見せる。マンチェスターの赤と青、新章の幕開け

ジョゼップ・グアルディオラとジョゼ・モウリーニョの対決ということもあり普段以上に注目が集まったマンチェスターダービー。試合を制したのはアウェイに乗り込んだシティ。チームの完成度は高くなかったものの、ペップの志向するサッカーの片鱗は見せつけた。(文:西部謙司)

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