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西部の目

ハリルJ、酷い内容も最高の結果。相手の土俵で戦い苦戦。お粗末な「縦に速い」攻撃【西部の目】

10月6日、ロシアW杯アジア最終予選でイラクをホーム・埼玉スタジアムに迎えた日本代表。先制点を奪いながらも追いつかれ、1-1で迎えた後半アディショナルタイムに山口蛍が劇的な決勝ゴールを奪って辛くも勝点3を手にした。結果的にチームの士気を押し上げうる展開での勝利となったが、内容的には課題の散見されたゲームとなった。(取材・文:西部謙司)

【西部の目】ペップ・シティ、未完成もプレミア仕様の片鱗見せる。マンチェスターの赤と青、新章の幕開け

ジョゼップ・グアルディオラとジョゼ・モウリーニョの対決ということもあり普段以上に注目が集まったマンチェスターダービー。試合を制したのはアウェイに乗り込んだシティ。チームの完成度は高くなかったものの、ペップの志向するサッカーの片鱗は見せつけた。(文:西部謙司)

【西部の目】ハリルJ、山口蛍起用でリスク回避。非効率な攻撃。ハイクロス多用なら空中戦に強い選手を

9月6日、2018ロシアW杯アジア最終予選タイ戦に臨んだ日本代表。UAE戦とは違い相手の攻撃の目を摘む慎重な戦いぶりを見せた。数多くのチャンスを作りながらそれをものにできない現状からすれば、相手のチャンスを減らすことは現実的な方策と言えそうだ。(文:西部謙司)

【西部の目】アジアでも射程距離に置かれた日本。UAEはアウェイでも強気に。裏目に出た選手起用

9月1日、2018ロシアW杯アジア最終予選の初戦でUAEをホームに迎えた日本代表。早い時間にセットプレーから得点を奪うも、直接FKとPKによる失点で逆転を許した。日本はアジアでは厳しい戦いを強いられても結果を出してきた。だが、もはやその優位性も安泰のものではなくなっている。(文:西部謙司)

日本代表、不足していた「守備における個」のクオリティ。注力すべきCBの育成【西部の目/リオ五輪サッカー】

U-23日本代表は現地時間10日、リオ五輪グループステージでスウェーデン代表と対戦。1-0の勝利を収めが、グループステージ敗退が決定した。日本は強みである組織力を活かして大会に臨んだものの、ナイジェリア戦、コロンビア戦で失点が重なってしまった。今大会のCB陣には他のポジションに比べて守備においての個のクオリティが不足していた。日本は今後、CBの育成に注力すべきである。(文:西部謙司)

日本、勝点3逃すも内容は改善。前回大会よりも高い完成度。4-4-2の理想的なバランス【西部の目/リオ五輪サッカー】

現地時間7日、リオ五輪グループステージ第2節のU-23コロンビア戦に臨んだU-23日本代表。4得点を奪うも5失点を喫し黒星スタートとなった初戦から、システムを変更し、内容は大幅な改善が見られた。勝てる試合で引き分けに終わってしまったことは残念だが、他力本願とはいえまだ決勝トーナメント進出の可能性は残っている。(文:西部謙司)

手倉森Jのシナリオ崩したミスの連発。追いかける展開で必要だった「ボールを奪う守備」【西部の目/リオ五輪サッカー】

現地時間4日、リオ五輪の初戦を迎えたU-23日本代表。手倉森監督率いるチームは、堅守を持ち味にしていたにもかかわらず、ナイジェリアを相手に5失点を喫した。4得点は明るい材料だが、事前に描いたシナリオとはまったく異なる展開になってしまったように思える。(文:西部謙司)

【西部の目】手倉森J、ブラジル相手に価値ある経験。意義ある強化試合。目処が立った酷暑下での戦い方

7月30日、U-23日本代表はU-23ブラジル代表との試合に臨み、0-2で敗れた。開催国としてリオ五輪を迎えるチームを相手に苦戦を強いられたが、本大会直前の強化試合としては有意義なものだった。(文:西部謙司)

【西部の目】EURO、ポゼッション型の成否。カウンター型との対峙。FWの剛健さとアンカーの掃除力

現地時間6月10日に開幕したEURO2016フランス大会もグループステージが終了した。僅差の試合が続く今大会ではどのような戦術的傾向が見られるだろうか。FWを軸に強豪チームが志向しているサッカーを読み解く。(文:西部謙司)

【西部の目】ハリルJ、何が問題だったのか? ボスニア戦で再び露呈した守備の課題。悩みどころのボランチ起用

7日、キリンカップ決勝でボスニア・ヘルツェゴビナと対戦した日本代表。先制ゴールの直後に同点ゴールを奪われ、後半に逆転ゴールを許すとそのまま1-2で敗れた。7得点を奪ったブルガリア戦では守備の隙を突かれて2失点を喫したが、ハリルホジッチ監督の祖国との試合でもディフェンスの問題が露呈することとなった。(文:西部謙司)

【西部の目】ハリルJ、7-2の試合で見えた収穫と課題。主力抜きでの破壊力と“20年遅れ”の守備戦術

3日、日本代表はキリンカップ準決勝でブルガリアと対戦し、7-2という大味なスコアで勝利。崩しの部分でのレベルの高さを示すいっぽうで、守備での問題点も浮き彫りになった。最終予選を前に見えた、ハリルジャパンの収穫と課題を紐解く。(文:西部謙司)

【西部の目】ハリルが挑むザック時代からの“宿題”。進化の鍵は代表が不得手な守備ブロックの構築

5-0と大勝したシリア戦。ハリルホジッチ監督は守備ブロックの構築について言及した。ポゼッションではなくブロックを基礎としようとしているのだ。これはもともと日本代表が苦手としてきたことである。だが、改善しなければ最終予選では危険である。(文:西部謙司)

【西部の目】ハリルJ、4-4-2は有効だったか? 新布陣に新起用、ハーフナー投入…。テストを読む

24日、日本代表はアフガニスタン代表と対戦し、5-0と大勝した。この試合、従来とは異なる4-4-2を試行するなどハリルホジッチ監督はいくつかのテストを行った。これらのテストはどのような意味がある、有意義なものだったのか。(取材・文:西部謙司)

【西部の目】ハリルJ、絶大だった柏木効果。チーム内競争に大きな不安

日本代表は17日、ロシア杯アジア二次予選でカンボジア代表と対戦した。アウェイで2-0で勝利したものの、前半はカンボジアに苦しめられる展開となった。山口螢と遠藤航のボランチコンビは機能しなかったが、柏木陽介を投入した後半からリズムを取り戻した。シンガポール戦でも好パフォーマンスを見せた柏木は、2試合を通じて最も頼りになる選手だった。しかし、同時にチーム内競争に大きな不安も抱えている。

【西部の目】ハリルJ、3人の新戦力が与えた活力。強化にならない2次予選、高めるべき“内部競争”

日本代表は12日、ロシアW杯2次予選でシンガポールと対戦した。結果は3-0で快勝したものの、格下との対戦が続く2次予選は、W杯に向けた強化にはならない。3年後の本大会のためには、2次予選では内部による刺激を与えて競争力を上げていくしかない。

【西部の目】ハリルJ、“W杯基準”では課題山積のイラン戦。不自然な選手起用で逃した経験

日本代表は13日、親善試合でイラン代表と対戦した。結果では1-1で引き分けたものの、アジアでFIFAランキングトップのイラン相手に終始苦戦したハリルジャパン。3年後に控えるW杯の基準で見ると、まだまだ課題は多い。

【西部の目】ハリルJ、未だ高い“2枚看板”への依存度。必要に迫られる将来への備え

日本代表は8日、ロシアワールドカップ・アジア二次予選でシリア代表と中立地オマーンで対戦した。前半は得点を奪えず、0-0で後半を迎えるも3得点を奪って3-0の勝利。グループ首位に立った。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が試合前に課題としていた『ビルドアップ』は停滞してしまうも、最終的に試合を動かしたのは本田圭佑と香川真司の日本代表“2枚看板”だった。どちらも得点に絡む活躍を見せたが、日本代表は将来に向けた備えの必要性に迫られている。

【西部の目】ハリルJ、6発大勝も進歩は微妙。いまだ洗練されないサイド攻撃

日本代表は8日、ロシアワールドカップ・アジア二次予選でアフガニスタン代表と対戦した。国内情勢の不安により中立地イランで開催された一戦は、香川真司や岡崎慎司の2ゴールなどで、終わってみれば6-0と大勝。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督体制になって最多得点試合となったものの、攻撃面では大きな進歩を遂げているとは言い難い内容だった。

【西部の目】ハリルJ不完全燃焼の理由。カンボジア戦で見えた戦術と人選のズレ

日本代表は3日、ロシアワールドカップのアジア二次予選でカンボジア代表と対戦し、3-0で勝利を収めた。格下相手に一方的な展開で試合を終始支配した日本代表だったが、西部謙司氏はヴァイッド・ハリルホジッチ監督の戦術と人選にズレがあったと指摘している。

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